出版社内容情報
認知症になる方は年々増加し、その介護に向き合う方も増えています。親や身近な人が認知症になったとき、「症状が進行してほしくない」と思う方は、多いでしょう。では、症状の進行を食い止めるにはどうすればいいのか――。その答えの1つが書いてあるのが本書です。
高齢者病棟で25年以上勤務した医師が気づいたのが、「話し方・接し方を変えるだけで、認知症の進行度合いが変わる」ということ。この臨床経験で得た、認知機能低下を食い止めるための「介護者の話し方・コミュニケーション術」を本書にまとめました。
幻覚、妄想、徘徊などの問題行動が起きたときはもちろん、趣味や散歩時など日常生活でも使える50以上の話し方をイラストを使ってわかりやすく紹介します。
内容説明
なぜ言葉一つで、こんなに変わるのか。精神科医が30年、認知症に向き合ってたどりついた最上のコミュニケーション。
目次
はじめに―認知症を進ませないために最も大事なこと
第1章 30年の臨床経験でわかった「認知症の人の頭の中、心の中」(そもそも認知症って何だろう?;認知症の主な4種類とその特徴 ほか)
第2章 認知症の進行を防ぐカギは「話し方」にある(「日々の会話」と「認知機能」の意外な関係;会話から生まれた「行動」のこんなメリット ほか)
第3章 「認知機能を上げる話し方」50のヒント(日々の介護をラクにする実践ことば集;挨拶をするとき(朝・昼・晩) ほか)
第4章 介護が「100倍ラクになる」気持ちの持ち方教えます(介護中にどうしても、イライラしてしまったら;前向きに介護現場から離れていいんです ほか)
著者等紹介
吉田勝明[ヨシダカツアキ]
1956年福岡県生まれ。医学博士。日本老年精神医学会専門医、精神科専門医。日本音楽療法学会認定音楽療法士。金沢医科大学医学部、東京医科大学大学院卒業。福島県会田病院、上尾中央総合病院などで勤務後、横浜相原病院を開設し院長を務める。2021年に横浜鶴見リハビリテーション病院長に就任。現在、神奈川県病院協会会長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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