出版社内容情報
幸せの心理的条件「適切な目的」に焦点を当てた、著者初の仕事と人生の幸福論!
内容説明
仕事のストレス、職場の人間関係、本当の適職…悩んだ時は、本来の生き方に立ち返る時。渾身の「仕事と人生の幸福論」。
目次
第1章 何のために働くのか分からなくなってしまう理由―自分ではない自分で生きていないか
第2章 頑張るほど心が疲れる人は、生きる目的を間違えている―お金や成功より大切な、幸せの絶対条件とは
第3章 仕事が辛いのは、あなたのせいではない―「あるべき自分」に縛られてしまう心理
第4章 ありままの自分に気づくことが、明日を拓く第一歩―困難を乗り越えるために、今すぐできる解決策
第5章 こんな働き方が、あなたの生きがいを創る―悩んだとき答えを導く判断基準とは
最終章 後悔しない人生を歩むために―心の中に「目標」を持て
著者等紹介
加藤諦三[カトウタイゾウ]
1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科を卒業、同大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在、早稲田大学名誉教授、ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員、日本精神衛生学会顧問(元理事)。ニッポン放送系ラジオ番組「テレフォン人生相談」のレギュラーパーソナリティを約半世紀つとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
21
加藤先生の著作は「適切な目的」を見失いがちな自分にとっては読むたびに現状を省み、軌道修正を図るための厳しくも有益な助言に満ちており、大切にしている。仕事、家庭、教育に政治と神経症的傾向が日々強まる一方と感じられる日本社会についてもその原因を突き、心ある読み手が一線を画すための指摘が多い。P140の”手当たり次第に人を批判したり、とにかく人の悪口を言う人は、実は愛情に飢えている”から続く一文は実に味わい深い。殺伐とした社会に飲み込まれず、心理的に健康で真の自己実現をするための教えに満ちた必読の一冊。2018/01/05
にゅ
14
諦三先生の説教本。「まずは自分の中の嘘やごまかしに向き合って解消していかない限り、好きなことや面白いことは見つからない」といった内容。特に、周囲への敵意・憎悪・復讐心を心の奥に抱えているパーソナリティの場合、好きなこととは他人を見返したり復讐することなので、どんな仕事をやってもその内容に生きがいを見出すことができない。敵意や憎悪を解消していくには、まず第一に自分の中にそれがあることを自覚すること。次に、その不幸を能動的に受け入れること。勇気も体力も使う作業で時間もかかるが、一瞬で解決できる魔法の杖はない。2022/06/19
Hideki Maeda
3
いろいろなよいアドバイスはあったが、とくにはあなたは目的を間違えていませんか?という言葉だ。それは自発的かどうか。内からでてきたことか。やらされていないか。そのことを好きかどうか。自分の身の程を知ること。 本当にやりたいことはあきらめられない、やめられない。そして成長することを考える。人生は楽ではない。 自分を深く見つめ直そう。まずはそこから始めよう。最後に神経症者はできないことをしようとする。やれることをしない。まずは一歩ずつ一歩ずつ一段一段である。ローマは一日にして成らずである2022/08/31
Naokosh
2
読み進めるのがキツい…自分に当てはまるのではないかと。価値を自分の外に求めない、劣等感、好きを仕事に、、、2021/04/05
マイル・ド・セオ
2
会社や他人に認められようとしたり、業績をあげることに価値を求めて生きてきたから、自分ではない自分で生きてしまった2018/01/03