内容説明
絵になる構図、立体感のある建物、木や森の輪郭、水の透明感、ふわふわした雲…なるほど、こう描けばよかったのか!―。
目次
1日目 「絵になる構図」の見つけ方
2日目 できあがりの差がつく「下書き」テクニック
3日目 「遠近感」のある絵を描く大切なルール
4日目 「水彩絵具」はこうして使いこなす
5日目 絶対に失敗しない「着色」のプロセス
6日目 明暗を分ける「立体感」の出し方
7日目 プロが実践している「水や空」の表現法
8日目 風景画に欠かせない「森や樹木」の描き方
9日目 さまざまな「風景素材」を描く、それぞれのコツ
10日目 最後の「仕上げ」は、細部にこだわる
著者等紹介
野村重存[ノムラシゲアリ]
1959年東京都生まれ。画家。多摩美術大学大学院修了。現在、カルチャー講座の講師などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
84
著者の本は何冊も出版されていて本屋でよく見かける。この本は図書館本。水彩スケッチにハマっていて技法書や描き方に関する本も色々読んでみた。この本は絵を書く上で知っておくと便利なコツや裏ワザが様々な状況とともに丁寧に解説されている。知っておくとどれも便利だと思う。しかし絵は描いてナンボだ。下手は下手なりに描く、数を描くことが大切なんではないだろうか。描いてみてからこういった本を参考にひとり反省会でもやってみようと思った。2020/05/12
パフちゃん@かのん変更
49
野村先生の本。必要なものは鉛筆、練消しゴム、透明水彩絵の具、スケッチブック、パレット、水入れ、ティッシュ。外でスケッチするときは、先生考案の、500mlの牛乳パックで作る簡易パレット、シャーペン、水筆、3原色の絵の具、これだけで小さいスケッチなら数枚描けるとか。スケールで構図を決め(デジカメや携帯もいい)、透視法で遠近感を出し、彩色では遠くは薄く近くは濃く。影の色は暗い色であって黒ではない。水の透明感は映り込みで表す。白は塗らずに表現する。2017/01/27
run
2
下書きの大切さがよくわかる。少ない絵の具(3色で)で、色を作ったり、牛乳パックのパレットを紹介したり、スケッチがより身近に気軽に書けそうに感じられた。添削のページがあるのもわかりやすかった。2014/06/21
fu-min
1
とても好きな色調で解説も丁寧で、こんなふうに描いてみたい。2013/08/25
Haitaka
1
丁寧に解説されていて、わかりやすいです。自分が描きたいと思っていた水彩画に一歩近づける良書だと思います(^^)v2012/11/25