内容説明
「物理」と「化学」という2つの目を通して、日ごろの素朴な疑問、世の中の不思議現象を見ていく。最初に「物理」で身近な疑問を解決し、次に「化学」でモノの不思議な性質を解明し、最後に「物理・化学」の両方の目で、この世のしくみを解く。
目次
第1部 「物理」がまるごとわかる!(フィギュアスケーターみたく、スピンを決めるコツを知りたい!;ピッチャーの変化球は、物理法則の結晶だった!;球速と、サイレンのドップラー効果の意外な関係 ほか)
第2部 「化学」がどんどん面白くなる!(よく聞く、酸性とアルカリ性って何が違うの?;マイナスイオンって、化学の世界には存在しなかった!;石けんで汚れが落ちるのはどうしてか? ほか)
第3部 「物理」と「化学」をまとめて考える!(なぜ空は青いの?という子どもの疑問に科学が答えます;水の不思議な現象、毛細管現象と表面張力を見てみよう!;この世のいちばん小さいものに、物理と化学で迫ってみる ほか)
著者等紹介
久我勝利[クガカツトシ]
1955年神奈川県生まれ。出版社の編集者を経て独立。主に科学系の分野で執筆活動を展開。やさしくサイエンスの面白さを伝える。またテレビの企画・リサーチも手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おっとぅ
4
物理と化学と言うよりも、日常のちょっとした疑問や、当たり前に過ごしている環境の事柄が、ナルホドネーと凄く簡単に解るように書かれていて、ためになり面白かった。2017/10/13
takao
1
ふむ2017/04/22
moyu
1
【図書館】ヘリウム中は音速が速い(1秒間に約1000m)ため、肺に吸い込まれたヘリウムを吐き出しながら声を出すと、声帯を早く振動させることになり声が高く聞こえる(音は振動数が大きいほど高くなる)。消しゴムで字が消せるのは、紙よりも消しゴムの方が黒鉛との相性がいいからなどなど、興味の持てる話がちょこちょこ。物理と化学、それぞれの視点でという切り込み方は面白いけど、少し中途半端で残念。2017/03/07
のりみつ
0
薄い本なのですぐ読めます。日常のなぜなにを物理と化学から解説した本です。物理化学と書いてありますが、中学生の知識で読めます。重水素とかクォークとか出てくるけど、問題なし。まあ、個人的にはもう少し濃い本の方が良いかな2012/03/29
Mitz
0
冷蔵庫が冷える仕組み、ヘリウムガスで声が高くなる理由、バラを一瞬で凍らせる液体窒素に手を入れたらどうなるか、毛細管現象と表面張力etc... 身の回りは、不思議な現象で溢れているんだなぁ。現象自体もすごいし、それを発見・究明してきた人間もすごい。自分はガチガチの文系なので、半分近くは理解できなかったが、良い刺激になった。2012/02/23
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- 和書
- ずっと、いっしょ。