内容説明
教皇を選出する「コンクラーヴェ」、システィーナ礼拝堂を彩る至宝の芸術、遠征を繰り返した十字軍の真相、フリーメイソン、修道会の秘密とは…。聖書の世界とカトリックの聖地に迫る。
目次
第1章 国家としてのヴァチカン市国(ヴァチカン市国の構造;永遠の都ローマとヴァチカン ほか)
第2章 ヴァチカンの礎とキリスト教の誕生(「キリスト」の誕生;イエスの活動と初期キリスト教 ほか)
第3章 ローマ教皇とキリスト教の歴史(レオ3世;レオ9世/インノケンティウス3世 ほか)
第4章 ヴァチカンとローマの至宝(サン・ピエトロ大聖堂;システィーナ礼拝堂 ほか)
第5章 世界が注目した謎と事件(金融スキャンダル;フリーメイソン(フリーメイソンとは何か;世界に広がる秘密結社) ほか)
著者等紹介
齋藤かおる[サイトウカオル]
1962年生まれ。神戸に育つ。神戸大学大学院博士課程単位修得。2009年度は青山学院大学、早稲田大学、國學院大學、法政大学の非常勤講師を務めている。専攻は、哲学、応用倫理学、ユニバーサルデザイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こぽぞう☆
14
図書館本。「知られざる」???ふつーのこと書いてある。訳のわからん陰謀論も一部あり。あ、ヘロデ大王が前4年に死んでるのに、嬰児虐殺が何故起こったか?とゆー私の長年の疑問は中世の関係者の計算間違いと書いてあった。2020/01/14
Taka
7
謎と真実というからにはヨハネスパウロ1世も載ってるんだろうなと思ったけど当然載ってなかった。神様を信じていない私は、教皇の権力というものが理解できない。なので権力闘争、驕り高ぶった歴史、神の名の下に豪勢を極めた、今でに暗い歴史がある、と負の側面ばかり見えてしまう。美しい街バチカン。教皇の力がよくわかる。共産主義社会主義ではこの美しい場所は生まれなかった。力が強いものがぶんどり一極集中させ自らの欲望を満たした後でようやく、人類は美しさを創造する余裕を得る。キリストは祈った。祈りの元で様々な人がいる2022/03/27
takao
2
ふむ2022/05/30
しおりさん
1
”知られざる…”タイトルに偽り有り。 どこにでも書いてあるような基本的事項をまとめてあるだけ。2019/11/05
Yumiko Kaneda
1
○1268年クレメンス4世の死去の後、教皇選出が紛糾して3年近く空位のままなことに怒った民衆は、選出任務を負っている枢機卿団に教皇選出を強く迫った。そして選出会場に鍵をかけ、教皇選出まで枢機卿たちを閉じこめた。このことから「鍵のかかった(コンクラーヴェ)」が教皇選出の意味になったとのことである。2009/05/28