出版社内容情報
「敷居を踏んではいけない」「友引に葬式をしてはいけない」「庭に椿を植えてはいけない」…それを犯しても犯罪にはならないが、「心のしきたり」として、してはいけない禁忌事項が日本にはある。それはなぜ存在し、我々の心に受け継がれてきたのだろうか。心の民俗学を探究する一冊。
内容説明
「敷居を踏んではいけない」「友引に葬式をしてはいけない」「庭に椿を植えてはいけない」…それを犯しても犯罪にはならないが、“してはいけない”禁忌が日本にはある。人々が恐れてきたもの、そして、それはなぜ存在し、我々に受け継がれてきたのか。生と死にまつわる禁忌、呪術、宗教、民間伝承、日本史の中の禁忌から、今に残る暮らしの中のタブーまで、心の民俗学を探究する一冊。
目次
第1章 なぜ「してはいけない」のか(最初の禁忌破り;根源の禁忌、性 ほか)
第2章 日本史のなかの禁忌を読み解く(禁忌という言葉の歴史;古代の禁忌 ほか)
第3章 「見るな」「覗くな」の伝承(「見る」という意味;神話のなかの「見るな」 ほか)
第4章 暮らしに息づく日本人の禁忌(衣食住と禁忌;仕事と禁忌 ほか)
著者等紹介
新谷尚紀[シンタニタカノリ]
1948年広島県生まれ。柳田國男の著作に刺激をうけ、民俗学の道を志す。早稲田大学文学部史学科卒業、同大学院博士課程修了。社会学博士(慶應義塾大学)。国立歴史民俗博物館教授、国立総合研究大学院大学教授などを歴任。現在、国立歴史民俗博物館名誉教授、国立総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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