出版社内容情報
万葉以前の古から、日本人は美しい自然の中にあふれる色彩を衣服に染めて楽しんできた。さらには陶磁器や家具、調度品、あるいは鎧兜などの武具に至るまで、様々な色彩を取り入れて色を表現した。本書では、数多くの伝統色を取り上げ、それにまつわる歴史的な逸話や染材などを紹介する。4色口絵8頁、色見本付。
内容説明
「緋」「蘇芳」「藍色」「浅葱」「梅染」「利休茶」「龍胆」「半色」…なぜ、その色に心を打たれるのだろう!四季を楽しむ全138色!
目次
春の章―赤、薄赤、黄系の色(赤―農耕民族日本人の太陽信仰;茜―卑弥呼が献じた「絳青〓」の色 ほか)
夏の章―緑、青、薄青系の色(緑―草木の生命力を色に託す;萌葱色―若武者、平敦盛の鎧縅 ほか)
秋の章―茶、橙系の色(茶色―茶の伝来とともに生まれた色;橡―大伴家持が好んだ着物 ほか)
冬の章―紫、無彩色系の色(紫―宮廷びとにもてはやされた理由;紫根色―権力を象徴する色 ほか)
著者等紹介
中江克己[ナカエカツミ]
函館生まれ。思潮社、河出書房新社、学研などの編集者を経て、現在は歴史作家・染織文化研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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