出版社内容情報
文庫版、図説 地図とあらすじでわかる!シリーズ第6弾。座敷童子・河童・オシラサマ・山男・マヨイガ・雪女・神隠し…なるほど、本当はそんな話だったのか!日本民俗学の草分け、柳田國男の名著『遠野物語』。本書は岩手県・遠野地方に古くから伝わる民話の真の姿を、ふんだんな図版で浮き彫りにした一冊。大人が読むから面白い!古き良き日本の原風景に想いを馳せる、幻想世界の旅へ誘います。本文2色刷り、カラー口絵付。
内容説明
座敷童子、オシラサマ、河童、神隠し、マヨイガ…なるほど、そういう話だったのか!大人が読むから面白い、地図とあらすじの旅へようこそ。
目次
序章 『遠野物語』とは何か
第1章 神々と精霊
第2章 霊魂と妖怪
第3章 動物と人間
第4章 伝承と年中行事
終章 柳田國男の生涯
著者等紹介
志村有弘[シムラクニヒロ]
1941年、北海道生まれ。怪奇・伝承文学研究者。立教大学大学院修了。相模女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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権三郎
2
この本の地図を見ると、佐々木喜善の生まれた山口地区と遠野駅付近やサムトの婆の松崎地区などは山を挟んで100年前では遠い場所だったのだろう。子供の頃父に遠野物語を読んでもらい、「平地人をして戦慄せしめ」られ、その後の読書傾向に影響を受けた身としては、柳田、佐々木両先生に感謝しかない。2021/09/05
権三郎
0
三読。遠野物語32 死助と権現山について知りたくて読みました。当時の笛吹峠は今の場所から600m以上北にあったらしい、と古い地図を見て知りました。2024/08/31
権三郎
0
再読。昔民家でオシラサマを見た時の驚きを思い出しました。今日は冷たい風が吹いて、サムトの婆が来そうな日です。2023/01/23