出版社内容情報
人は何を恐れ、何を崇めたのか? 闇の世界を跋扈する“物の怪”の正体とは!鬼、河童、天狗、あやかし、座敷童子、雪女、付喪神…古来より日本人の恐怖のうつし絵となってきた数々の「妖怪」の姿を、ふんだんな地図と図版で紹介。誰の心にも潜んでいる妖怪の魂、あなたの心にももう芽生えているかもしれません。いま話題の疫病除け・アマビコも紹介。本文2色刷り、カラー口絵付。
内容説明
鬼・河童・天狗・アマビコ・座敷童子・雪女・付喪神…本当は誰の心にも潜んでいる妖怪の魂―もうあなたの心にも芽生えているかもしれない!
目次
序章 日本人と妖怪
第1章 五大妖怪伝説!―日本を代表する妖怪たち
第2章 祟る!―人々により憑き不幸をもたらす妖怪たち
第3章 襲う!―闇の世界より人々に迫る妖怪たち
第4章 悪戯する!―人々に悪さをしては喜ぶ妖怪たち
第5章 助ける!―人々と深く交わり恩恵をもたらす妖怪たち
第6章 驚かす!―突如現われ人々を恐怖に陥れる妖怪たち
著者等紹介
志村有弘[シムラクニヒロ]
1941年、北海道生まれ。怪奇・伝承文学研究者。立教大学大学院修了。相模女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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結城 澪
1
妖怪に釣られてつらつらと。この妖怪のこういった解釈、というのを解説していて読んでて楽しかった、やっぱり妖怪っていいよなー、なんて思ったり。2022/08/14
みやしん
0
有名どころもおさえ、構成も読み易い。巻頭写真ページにアマビエを差し込んでいるのがご時世らしいが、「アマビコ(アマビエ)」表記にされているのは極めて解せぬ。尚、アマビコは本文でも紹介されている。アマビコに恨みは無いけど、アマビエを下げるためにわざわざアマビコを上げる編集姿勢はいただけない。その流れで帯に名前もあるが、格が違い過ぎる並びに悪意を感じる。2020/11/15