内容説明
本書は、戦国武将たちが取り入れていた禅の教えを通して、不安定な時代を生きぬく指針を示した男の生き方論である。
目次
序 武将たちは「禅」に何を求めたのか
1章 心の鏡を磨く―善政を支えた北条早雲の清貧の思想
2章 開き直りの力―朝倉孝景が生涯保った男の美学
3章 孤高を生きる―夢幻の世を駆け抜けた織田信長の原点
4章 迷いを捨てる―上杉謙信が生涯求め続けた真理
5章 私情を断ち切る―武田信玄に見るリーダーシップの本質
6章 男の品格―伊達政宗が示した“やせ我慢”の美学
7章 自分を裏切らない生き方―思うにまかせぬ人生で、徳川家康が保ち続けた信念
終 男たちの背中を押してくれた「禅語集」
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年東京生まれ。東京都庁にて、広報室長、政策室長等を歴任後、79年に退職。以後は執筆活動に専念し、数々の話題作をあらわす。第43回芥川賞候補。99年には勲三等瑞宝章を受章。歴史を題材に、現在に通じる組織と人間の問題を浮かび上がらせるという手法で、小説・ノンフィクションを問わず多くの読者の支持を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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