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出版社内容情報
近年多発している強盗事件。犯行動機(人)ではなく犯行現場(場所)に注目する「犯罪機会論」が専門の著者によると、狙われた家の多くには共通点があるという。キーワードは「入りやすく見えにくい」。例えば、家の周りにフェンスがなく、道路からすぐ敷地に入れる家は「入りやすい」。また、高い塀や植木に囲まれた家は「見えにくい」。数々の事件現場を見てきた犯罪学者が、実際にあった強盗事件の事例なども交えながら、鉄壁の守りを固める防犯のヒントを解説する。
内容説明
多発する強盗事件。犯行をあきらめる「場所」には2つの共通点があった!犯罪学者が教える自分と家族を守る鉄壁の防犯対策。
目次
序章 「犯人」ではなく「犯行現場」に注目せよ 自分と家族を守る最新防犯理論(日本の治安の底が抜けた;「犯人」報道が中心の日本のマスメディア ほか)
第1章 「狙われた家」には共通点があった! 「場所」から読み解く強盗事件簿(なぜ、この「場所」が狙われたのか;事例1 大網白里市強盗致傷事件 ほか)
第2章 いまや、すべての「家」がターゲットになっている 変化している犯罪の手口(「ピンポイント強盗」は「特殊詐欺」から始まった!?;犯行のコストとリスクを考えた結果、犯罪手口が変化 ほか)
第3章 犯罪者に目をつけられない「家」のつくり方 犯罪機会論が教える2つの防犯対策(犯罪者を寄せ付けない「上流の対策」と「下流の対策」;【上流の対策】ターゲットにならないための情報管理 ほか)
4章 犯罪に巻き込まれないためにできること 「不安」を「備え」に変える防犯知識(日本の交番は世界に誇る防犯の要だった!;実は多い!?日本の犯罪件数 ほか)
著者等紹介
小宮信夫[コミヤノブオ]
立正大学教授。社会学博士。日本人として初めて英国ケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科を修了。本田技研工業、法務省、国連アジア極東犯罪防止研修所などを経て現職。警察庁「持続可能な安全・安心まちづくりの推進方策に係る調査研究会」座長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。