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出版社内容情報
親が高齢になり介護が必要になると、仕事との両立やお金の問題などさまざまな悩みが出てきます。しかし、もっとも大きな悩みは「家族」ではないでしょうか。親を思って介護サービス利用を勧めた結果けんかになったり、自分で介護しようとして抱え込んでしまったり……介護をきっかけに、それまではうまくいっていた家族仲が険悪になることも少なくありません。本書では、介護職を経て、これまでに3000件以上の介護相談に乗ってきた著者が、親も子どもも幸せになる家族介護のヒントを紹介します。
内容説明
子どもの役割は介護の「プレイヤー」ではなく「マネジャー」になることです。3000件以上の介護の悩みに寄り添ってきたプロが教える親も子もラクになるヒント。
目次
第1章 問題は「介護」じゃなくて「家族」なんです―家族が介護の「壁」になるとき(介護で表面化する家族の問題;「親の介護は子の務め」という介護の壁 ほか)
第2章 その介護、ホントに「親のため」ですか?―そもそも「いい介護」って何だろう(いつまでも元気でいてほしいのは子の願望;たくさん手をかけることを目指すと苦しくなる ほか)
第3章 介護サービスは「家族の代わり」じゃありません―誰も教えてくれなかった介護保険の使い方(9割の人が誤解している「介護保険制度」;介護保険の目的は「高齢者の自立支援」 ほか)
第4章 親の介護の「やってはいけない」―「家族介護の壁」を乗り越えるヒント(「介護問題」ではなく「家族問題」を解決する;親の物忘れに気づいた時点で「包括」に連絡を ほか)
第5章 親の介護が、子どもに教えてくれること―人生の通過点としての介護(親の老いを受け止める;親と一緒にいても不安は消せない ほか)
著者等紹介
川内潤[カワウチジュン]
NPO法人となりのかいご代表理事。社会福祉士、介護支援専門員、介護福祉士。1980年生まれ。上智大学文学部社会福祉学科卒業後、老人ホーム紹介事業、外資系コンサルティング企業勤務を経て、在宅・施設介護職員に。2008年に市民団体「となりのかいご」設立。2014年にNPO法人化し、代表理事に就任。厚生労働省「令和4~6年度中小企業育児・介護休業等推進支援事業」委員なども兼務する。家族介護による介護離職、高齢者虐待をなくし、誰もが自然に家族の介護にかかわれる社会を実現すべく、日々奮闘中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。