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出版社内容情報
世界史、とくに西洋の歴史はワインとともに発展してきた。古代ギリシャの民主政治と哲学を育んだのはワインであり、ローマ帝国の版図拡大にワインは欠かせないものだった。フランス革命の直接の起因はワインの高い税金への恨みでもあった。そんな世界史とワインの切っても切り離せない関係を明らかにした、読むほどに教養と味わいが深まる魅惑のヒストリー。現在でも手に入る歴史を動かした名ワインも写真付きで紹介。
内容説明
キリスト教とワインの関係を決定づけた「最後の晩餐」、14世紀のペスト禍以降、2つの異なる味が生まれたブルゴーニュ、イングランド王の領地となることで一大産地となったボルドー、ナポレオン戦争後、フランスの救世主となったシャンパンの力、低迷していたイタリアワインを復活させた19世紀のイタリア統一運動、ウクライナのワイン文化を破壊したソ連のペレストロイカ、ワインには世界史のさまざまな物語が凝縮されている。
目次
はじめに 西洋の歴史はなぜ、ワインと切っても切り離せない関係あるのか?
第1章 古代ギリシャの民主政治とキリスト教を育てたワイン
第2章 カール大帝と修道院が復活させたワイン文化
第3章 英仏百年戦争を巡るブルゴーニュ、ボルドー、シャンパーニュの戦い
第4章 ヨーロッパの世界進出がもたらしたワインの進化とスパークリングの誕生
第5章 フランス革命とナポレオンの暴風が産み落としたワインの「伝説」
第6章 もう一人のナポレオンによってもたらされたワインの黄金時代
第7章 新興国アメリカによるワイン支配と独自の進化を遂げる日本のワイン文化
著者等紹介
内藤博文[ナイトウヒロフミ]
1961年生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、現在はおもに歴史ライターとして活躍中。西洋史から東アジア史、芸術、宗教まで幅広い分野に通暁し、精力的な執筆活動を展開。同時に、オピニオン誌への寄稿など、さまざまな情報発信も積極的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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かずぼう
ひなぎく ゆうこ
ふたば
キオン☆
日条左半次