- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 青春新書インテリジェンス
出版社内容情報
「2人に1人ががんになる」といわれていますが、実は日本のがん検診受診率は先進国のなかで最低レベル。さらにコロナ禍により2020年度のがん検診は前年度より3割も減っています。このようにがん検診を「受けない人」がいる一方で、必要以上の検査を受ける「受けすぎな人」もまた問題なのです。放射線による体へのダメージや偽陽性だったときの精神的な負担など、過剰な検診には「不利益」があるからです。本書では、医師であり、がん検診研究の専門家である著者が、科学的根拠を基に、「受けたほうがいい」「受けなくてもいい」がん検診について詳しく解説します。
内容説明
X線、内視鏡、腫瘍マーカー…長生きする人は、どの検査を受け、どの検査を受けないのか。国立がん研究センターの医師が科学的根拠をもとに解説。
目次
序章 日本人が知らないがん検診の真実―「正しく」受けている人は意外に少ない!?(がん検診の「受診控え」で1万人のがんの発見が遅れる!?;内視鏡検査が激減。1日50人がたった3人に ほか)
1章 がん検診も「受け方」次第で害になる!?―がん検診の「4つの不利益」(診察室で感じた「その検査は本当に必要なのか」という疑問;がん検診の4つの不利益 ほか)
2章 9割の人が誤解しているがん検診―日本のがん検診受診率が低い理由(日本はがん検診後進国?;IT技術を徹底活用するフィンランド ほか)
3章 検診の前に知っておきたい、がんの基礎知識―検診でわかること、わからないこと(がん検診への理解は、がんを知ることから始まる;ほとんどのがんは遺伝と無関係 ほか)
4章 それでも、この検査だけは受けたほうがいい!―長生きする人の検診の受け方、使い方(実は最強だった!自治体のがん検診;がん検診と死亡率の関係 ほか)
著者等紹介
中山富雄[ナカヤマトミオ]
1964年生まれ。大阪大学医学部卒。大阪府立成人病センター調査部疫学課課長、大阪国際がんセンター疫学統計部部長を経て、2018年から国立がん研究センター検診研究部部長。テレビ番組や雑誌などを通じて、がん予防、検診に関する情報をわかりやすく伝える活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
DEE
takao
みどりちゃん
-
- 洋書
- Martyr!