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出版社内容情報
観応の擾乱、嘉吉の乱、応仁の乱…なぜ室町時代が、戦国時代への引き金となってしまったのか…この一冊で日本史で最も難解な時代を読み解く。
内容説明
観応の擾乱、嘉吉の乱、応仁の乱…なぜ、室町時代の政変が戦国時代への引き金となってしまったのか…その真相に迫る!
目次
序章 室町時代とは、どんな時代だったのか
第1章 創成期の室町幕府と南北朝
第2章 足利将軍の権威確立
特集 鎌倉公方と関東の争乱
第3章 応仁の乱と室町幕府の動揺
第4章 足利将軍の衰退と室町幕府の滅亡
著者等紹介
山田邦明[ヤマダクニアキ]
1957年新潟県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学史料編纂所教授などを経て、愛知大学文学部教授。専門は日本中世史。室町・戦国時代を主な研究フィールドとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
138
これは分かりやすい。図解・地図を使って、15人の足利将軍それぞれの人生を説明。クジ引きで決められた6代将軍(当時は神意を伺う神聖な方法だったらしい)、酒の飲み過ぎで死んだ5代将軍、趣味の世界に耽溺する将軍たち...なかなか個性豊かです。それにしても、よく揉め事が起こります。応仁の乱はもちろん、政変、ホニャララの変、擾乱、錯乱が尽きることがない。これと比べると、徳川幕府の安定感って、やっぱりスゴいです。2019/11/09
KF
5
先日来、渤海国、ベトナム、満洲國、臺灣と読んできたが、臺灣は多少知っているものの、どこを読んでも「いやぁ、高校行き直すか」と思わざるを得ない程、無知を思い知らされました。 今回の室町幕府の歴史もきちんと読むと三代義満が南北朝統一した後の僅かな時期を除いて波瀾万丈。これも外国史なら「何も知らんな」の痛感に終わるはずが、日本史となると概観を知っているが故に「大変だったね」で済まされてしまう。薄ら知っていたものの、将軍不在の時期が数回有り、かなりの長時間の例も確認して驚きました。 受験勉強は無駄じゃ無いね。2024/07/04
Go Extreme
2
室町時代とは、どんな時代だったのか; 時代の全貌 足利幕府の政治と財政 北山・東山文化 創成期の室町幕府と南北朝: 鎌倉幕府討幕 建武の新政 南北朝の戦い 観応の擾乱 康暦の政変 明徳の乱と応永の乱 南北朝合一 日明貿易 足利将軍の権威確立 鎌倉公方と関東の争乱: 亨徳の乱 伊勢宗瑞 応仁の乱と室町幕府の動揺: 東山文化 近江親征 六角氏討伐 明応の政変 永生の錯乱 流れ公方の最期 足利将軍の衰退と室町幕府の滅亡: 義輝・三好体制 永禄の変 三好三人衆 放浪の公方 信長と義昭 信長包囲網 その後の室町幕府2024/09/13
こまさん
2
最近こういう本が増えたなという感想。内容はごく簡易的なものなので、頭の整理に。2019/07/16