青春新書インテリジェンス
吉本隆明の下町の愉しみ―日々を味わう贅沢

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  • サイズ 新書判/ページ数 173p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784413043724
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

下町の日常の中で、ささやかながら印象的な情景を綴った全編自筆の珠玉のエッセイ十六編と掌編小説三話、待望の新書版!

精養軒のビア・ガーデンから眺める夏の夜の不忍池、妻と小さき娘を連れて訪れた居酒屋、幼児のときから通った下町の銭湯の今昔…下町の日常の中で、ささやかながら印象的な情景を綴った全編自筆の珠玉のエッセイ十六編と掌編小説三話、待望の新書版!

【著者紹介】
1924年東京生まれ。詩人、思想家、評論家。東京工業大学工学部を卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動を続ける。日本の戦後思想に大きな影響を与え、文学や芸術だけでなく、政治、経済、宗教からサブカルチャーに至るまで、あらゆる事象を扱う「知」の巨人である。2012年3月逝去。享年87歳。

内容説明

知の巨人が書き残した印象的な情景と思索の日々。下町の日常の中で、ささやかながら印象的な情景を綴った全編自筆の珠玉のエッセイ十六編と掌編小説三話。

目次

四季の愉しみ
上野のかたつむり
精養軒のビア・ガーデン
ある夏の食事日記(抄)
自転車哀歡
新年雑事
墓地に眠る猫さんへ
おみくじ「兇」の年
銭湯の百話
沖縄の舟大工さんの記憶
ホームレスに思う平和の像
提灯のあかりに
三粒の木の実
芋ようかんと殺気
春の匂い
イーハトヴの冬景色
ヘンミ・スーパーの挿話
手の挿話
坂の上、坂の下

著者等紹介

吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924年東京生まれ。詩人、思想家、評論家。東京工業大学工学部を卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動を続ける。日本の戦後思想に大きな影響を与え、文学や芸術だけでなく、政治、経済、宗教からサブカルチャーに至るまで、あらゆる事象を扱う「知」の巨人である。2012年3月逝去。享年87歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

退院した雨巫女。

7
《私‐図書館》日々の暮らしを愉しく過ごされてたんですね。私も日々の暮らしの中に、愉しみをみつけていきたい。2012/12/19

ピラックマ

1
ほっこりする。2012/10/09

0
★★★★ 実は初・吉本隆明。戦後日本の知の巨人と評される氏の著書を読みたいと思う中で一番ライトな分野の今作が図書館にあったためまずはと借りた次第。全編通じて在りし日への郷愁と老いに対する明るい諦念、そして客体で静かに思考する分析眼。そういったものに覆われたとても心地好い随筆集でした。今年の春まで京成青砥のすぐ近くに住んでたのに…その時に読んでたら上野の不忍池を散策していたんだろうなぁ。好好爺だったと勝手に推察している(笑)、晩年の氏の視線をトレースしてみていたんだろうなぁ。きっと。2015/10/26

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