青春新書インテリジェンス
40歳になったら読みたい 李白と杜甫―人生の不本意を生き切る

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784413043373
  • NDC分類 921.43
  • Cコード C0222

内容説明

千二百年以上も前に詠まれた詩が、今も多くの人に読み継がれている李白と杜甫。酒を愛し、旅と自由を愛し、玄宗皇帝と楊貴妃のそばで宮廷詩人として人気を博した詩仙・李白と、家族を愛し貧窮の中で人生を見つめ、社会派詩人として詩聖の地位を確立した杜甫。中国を代表する世界的に有名な詩人が、どういう人生を歩みどう生きたのか、二人の足跡をたどる―。

目次

序章 誰にも運命の出会いがある
第1章 大望を抱く青年が未来へ船出する
第2章 いい旅はいい友をつくる
第3章 酒に遊び酒に溺れ、人生に酔う
第4章 せつない言葉がゆれる思いをかきたてる
第5章 男は家族を愛するか、自由を選ぶか
第6章 まさかの転機が人の一生を翻弄する
第7章 晩年とは不本意の時間である

著者等紹介

野末陳平[ノズエチンペイ]
昭和29年、早稲田大学文学部東洋哲学科卒業。元参議院議員。元大正大学教授。蔡志忠・作画で世界的ベストセラーとなったマンガ中国の思想シリーズ『マンガ孔子の思想』『マンガ老荘の思想』(講談社)などの監修をはじめ、中国古典のわかりやすく軽妙な語り口には定評がある。『姓名判断』『頭のいい税金の本』等、数々のベストセラーの他、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまご

16
李白と杜甫.個人的に李白の軽やかさが好き,ええ,歌謡曲でいいんですよ,杜甫はなんかちょっと松本清張的な社会派?(怒られそう…) 二人とも,長く不遇時代を過ごしていたとは驚き.特に杜甫. 漢文の授業で出てきた作品もいくつかありますが,作者の解説で,また違った情景が浮かびます. でもやっぱ李白だなー.月と影,山とサシで飲むとか,ちょっと憧れますですよ. でもその酒は,やっぱシャンパンとかスパークリングぢゃダメですよね"(-""-)"2017/06/15

すみちゃん

2
学生時代は漢文が苦手でしたが、タイトル通り40歳を過ぎてから興味を持ち始めました。本書は同じ時代を生きた李白と杜甫の不遇な生涯とその境遇から生まれた漢詩を著者と共に読み進めるという内容で、いくつかの有名な句が格調高い読み下し文で紹介されます。先日、中国を訪れた時、詩作が趣味という中国の方が、自作の詩を中国語の四声で抑揚をつけ、見事な韻を踏んで朗々と歌い上げるのを聞いて、有名な漢詩を中国語で声を出して読んでみたくなりました。2011/12/01

kenwatan

1
この時代に こんなに旅して どうやって情報入手するんだろ 詩は どうやって ひろまったりのこったりしたのだろうか。 今の自分にというよりは しくみがきになる。2015/02/15

kan

0
実際の人生と、詠まれた詩にある程度は関係があるのだろうが、まったくフィクション性がないとも言い切れない。つらい人生であったとしても、悲しい詩ばかり読むわけではないだろうから、なかなか本当の人物像には迫りきれないもどかしさが残った。2013/04/02

Masafumi Takahashi

0
著者が、主に李白と杜甫の出会いと別れ、そして二人の最期までを、詩とともにダイジェスト的に解説。なかなかくだいて説明しているので、読みやすい。入門的、教養的に適していると思う。2024/02/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4238211
  • ご注意事項

最近チェックした商品