内容説明
千二百年以上も前に詠まれた詩が、今も多くの人に読み継がれている李白と杜甫。酒を愛し、旅と自由を愛し、玄宗皇帝と楊貴妃のそばで宮廷詩人として人気を博した詩仙・李白と、家族を愛し貧窮の中で人生を見つめ、社会派詩人として詩聖の地位を確立した杜甫。中国を代表する世界的に有名な詩人が、どういう人生を歩みどう生きたのか、二人の足跡をたどる―。
目次
序章 誰にも運命の出会いがある
第1章 大望を抱く青年が未来へ船出する
第2章 いい旅はいい友をつくる
第3章 酒に遊び酒に溺れ、人生に酔う
第4章 せつない言葉がゆれる思いをかきたてる
第5章 男は家族を愛するか、自由を選ぶか
第6章 まさかの転機が人の一生を翻弄する
第7章 晩年とは不本意の時間である
著者等紹介
野末陳平[ノズエチンペイ]
昭和29年、早稲田大学文学部東洋哲学科卒業。元参議院議員。元大正大学教授。蔡志忠・作画で世界的ベストセラーとなったマンガ中国の思想シリーズ『マンガ孔子の思想』『マンガ老荘の思想』(講談社)などの監修をはじめ、中国古典のわかりやすく軽妙な語り口には定評がある。『姓名判断』『頭のいい税金の本』等、数々のベストセラーの他、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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