- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 青春新書インテリジェンス
内容説明
なぜ法華経は「諸経の王」といわれるのか。末法の世を救おうとした日蓮の教えとは…混沌の世を生き抜く知恵!―この一冊で日蓮と法華経のすべてがわかる。
目次
序章 日蓮と法華経
第1章 救世主の出現
第2章 法難の時代
第3章 闘争の終焉
第4章 日蓮宗の発展
第5章 法華経とは何か
第6章 日蓮の法華経観
第7章 法華経二十八品
著者等紹介
永田美穂[ナガタミホ]
中国・上海生まれ。日本経済新聞社(月刊誌編集)勤務後、仏教誌の編集主幹等を歴任しつつ、NHKや民放各局のテレビでも活躍。日蓮宗新聞社・編集委員やNHK学園「仏典講座」などの講師を経て、現在は執筆・講演に専心(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナン
8
老子や論語等の中国古典は新書レベルも含めいくつか読んできて、日本にも大いに影響を与えてきたことを学んだ。そこから、パラレル的に仏教のことも気になり、まずは、日蓮系新宗教団体が今の日本で大きな影響力を持っていることもあり、日蓮や法華経について基礎から学ぼうと購入。日蓮と生涯や人となり、法華経の教えの概要がコンパクトにまとまっていてよい。法華経の教えは一読ではあまり理解できていないが、これを取っ掛かりにもう少し勉強してみたい。2021/08/22
新父帰る
2
とても分かり易い解説本。日蓮の人となりを簡潔にまとめている。更に法華経の教義のダイジェスト版が初心者には打って付けだと思った。このような小冊子に図説が多用されているのも、読むものを楽しましてくれる。日蓮を語るとか法華経を語るとかという水準には到底及ばないが、この書に触れれば、次のステップに歩みたいという気にはさせてくれるのではないか。良書だ。2018/07/04
残心
0
新書なのでそれほど詳細には記述できないにしても、日蓮と法華経についてのダイジェスト版として秀逸。よくまとまっていると思う。 日蓮について知らないことがたくさんあったし、法華経の内容も少しだが見せてもらった。2016/09/08
ホシ
0
日蓮系諸宗派と法華経のことを知りたくて読んだ。正直、日蓮系の一部宗派、教団については閉口することがあるけど、法華経自体はなるほどなぁと感嘆させられた。良かった!2016/01/14
ありうす
0
自炊を機に再読。日蓮の簡単な伝記のあと、日蓮宗小史を挟んで、法華経の解説。法華経は26章全ての粗筋が記されている。以前角川ソフィア文庫の『立正安国論・開目抄』を読んだ時、「狂犬」という言葉が頭を過ぎったが、当時の人の接し方を見るに、カリスマ宗教家として尊敬されていたようだ。しかしながら、ぶっちゃけ思想面にはそういう魅力を感じられなかったので、人となりが好かれていたのではないか、と思う。2013/12/26