青春新書インテリジェンス ドラッカーのリーダー思考

小林 薫【著】

青春出版社（2010/09発売）

• サイズ 新書判／ページ数 220p／高さ 18cm
• 商品コード 9784413042895
• NDC分類 336.3
• Cコード C0234

内容説明

有能なリーダーは、「自分は何をしたい？」という問いから物事を始めてはならないと戒めてくれる。そうではなくて、「この場でいかなるニーズを満たすべきなのか」「何に対して貢献することが要求されているのか」「どこへ、どういう形で寄与したらよいのか」という問いからスタートせよとも言っている―四十年以上、ドラッカーの通訳・翻訳・解説者を務めてきた著者だからこそ聞き出せた、すべてのリーダーが胸に刻んでほしい、ドラッカー直伝のアドバイス。

目次

１　リーダーの資質
２　プロフェッショナルな仕事
３　効果的なマネジメント
４　発想の原点
５　トップへの心構え
６　成功するリーダーの条件

著者等紹介

小林薫［コバヤシカオル］
１９３１年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、フルブライト留学生として、マンハッタン大学経営学部に留学。興亜石油、日本能率協会、プレジデント編集部、日米会話学院同時通訳科主任講師、産業能率大学教授を経て、産業能率大学名誉教授。四十年以上、ドラッカーの通訳・翻訳・解説者として、ドラッカーの薫陶を直接受けてきた経験を持つ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Kiyoshi Utsugi]

2004年に単行本が出されていますが、その新書版になります。新書版は2010年の出版で、その間にピーター・ドラッカー氏は95歳で亡くなっています。 まだピーター・ドラッカー氏の著作は読んだことがないのですが、読むにあたって基礎知識を仕入れておこうと思い、この本を手にしました。 経営学者というだけではなく、哲学者といった方がよさそうな方だと思いました。 この中で一番気になった語録は「未来は、今、すでに起きていることへの目配りから見えてくる」というものと、「シンク・アウトせよ！」というものでした。

2021/01/18

[KAKAPO]

ドラッカーの経営哲学は、もはや古典に位置づけられると思います。しかし、現代社会においても決して色あせることなく、むしろ「やはり経営に対する理念というものは、どんなに技術が進歩しても変わらないものなのだ」と感じさせられる程です。 最近は、役員室で得られる事実から意志決定をする経営者が少なくないと思いますが、企業経営に関わる機会も脅威の種はもちろん、自社の強みや弱みも現場に現れるものだと思います。ですから、経営的な意志決定は、現場に目配りすることによって、より適切になるのだと思います。

2010/10/07

[くすりん]

ドラッカーが書いた本は、途中で投げ出したけど、この本は読み易く読了。著者がドラッカーと付き合いがあり、ドラッカーの思想も良くわかっているからだろう。内容は、ドラッカーの著作や生の言葉から引かれた50のメッセージについて解釈を与えたもので分かり易かった。特に、「強みと得手に帆を上げて、その得意な点に十分な栄養を与えた方が事は前進する」と言う一文に引っかかった。本田宗一郎の本の題名にそんなのあったぞ。名経営者の考えは、そう言う所に共通点がありそ。

2018/01/12

[Good Tomorrow]

再読本。経営の古典といってもよいドラッカー博士の金言。特にリーダーとは、の視点で纏めてある一冊。 「責任を持つがゆえに自由となる」 これをベースに、自分の強み、得意、得手の上にキャリアを築いていこう。

2020/07/30

[さーふアザラシ]

ドラッカーの通訳、翻訳していた人の本。アイデアは個人しかだせない。タスクにリーダーは気を配る。抽象論だがなるほどと思う物で構成されている。2日★3

2022/05/01