- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 青春新書インテリジェンス
内容説明
「医療崩壊より“論文の数”が大事」―世間の常識は、大学病院の非常識?日本の医療の象徴・大学病院の実態が怖いくらいわかる本。
目次
1章 日本一の医師不足は、なぜ都市部である「埼玉」なのか
2章 「小学生でもしない事故」が止まらない穴だらけのシステム
3章 データ無視の「基準値」でどんどん病人にされる日本人
4章 一流の大学病院であいつぐ院内感染のあっと驚く背景
5章 たった1カ月で112万円!ドル箱「延命治療」の裏側
6章 最先端のはずがもっとも遅れている!?大学病院の治療の実態
7章 病院のホンネがすぐわかる!「良い大学病院を選ぶポイント」
著者等紹介
中原英臣[ナカハラヒデオミ]
1945年生まれ。医学博士。東京慈恵医大卒。ウィルス学・衛生学専攻。新渡戸文化学園短期大学学長。執筆のほか、テレビ等でのコメンテーターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
44
大学病院ってなんだろう? と図書館で読んだ本。最近では群馬大学で起きた手術の問題があるが、この書はよく似た事例も紹介されていた。何故そんなミスが発生するのかについて書かれていた。それは現在の医師になるまでのシステムにも問題があることだ。理容師や美容師のような実技テストがなく、ペーパーテストで医師が出来上がることの怖さ。医療制度や、医師、製薬会社、診療報酬の関係もこの書を読むとその不可解な構造に気づく。2015/02/04
Humbaba
7
大学病院で治療してもらうというのは、必ずしも素晴らしい治療を保証してくれるものではない。確かに最先端の技術を駆使した治療が受けられる可能性はあるが、新人の医師に当たる可能性も充分にある。盲目的に信じるのではなくて、一体何をやろうとしているのかを知ろうとする必要がある。2016/04/22
Humbaba
2
医療崩壊といわれているが,医者の数自体は減っていない.それどころか,昔と比べて増えてすらいる.しかし,産科医や小児科医と言った特定の医者が少なくなっている.これらは,リスクが大きいわりにリターンは他の医療に関わるよりも低い.今とは違った報酬体系が必要になってきているのではないだろうか.2010/06/16
hayatama
2
面白かったし読みやすかったけど、ちとセンセーショナルに過ぎますか。2009/02/19
neimu
1
大学病院にはお世話になったけれど、本当にたらしまわしも居丈高な医者も点滴も出来ない看護師も山ほどあって、高度な医療を受けているように見えても、結局は「教育病院ですから」という一言で逃げるんだな、医療過誤を認めないんだなという印象しか持てずに家族を引き取らざるを得なかった感覚が強く残っている。いい先生もいた。優しくもしてもらった。それを上回る不快な思い出ばかりが強く、残念だ。読んでみてやっぱりな、という感じ。 2009/07/06
-
- 洋書
- Fièvre
-
- 電子書籍
- 風の騎士団(分冊版) 【第22話】 ぶ…