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内容説明
灼熱の沙漠に挑み、厳寒の天山山脈を越え、生死をかけた十七年の往還。辛苦の果てに求めた仏教の真理とは。
目次
序章 なぜ玄奘三蔵は天竺を目指したのか
第１章 仏法を求めてひとり西域へ
第２章 『慈恩伝』と玄奘の歩いた道
第３章 聖跡ガンダーラに思いを刻む
第４章 釈尊成道の地で教義を究める
第５章 偉大なる経典翻訳に成功―そして、日本に渡来した玄奘の遺骨
著者等紹介
長沢和俊［ナガサワカズトシ］
１９２８年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。現在早稲田大学名誉教授。日中共同楼蘭探検隊、ニヤ遺址調査隊の参加を含め、シルクロード方面において６０回以上もの現地調査・旅行を行う。またＮＨＫシルクロードシリーズの西域南道の取材にも同行。現在も調査・研究を精力的に続けている
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感想・レビュー
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Sorarin
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「西遊記」の知識しかなかった三蔵法師。玄奘三蔵が仏教の真髄を求めて歩いた道を、文献を詳細に読み解きながらたどっていく本書。地図や写真も豊富で、次から次へと登場する国々や町の名前を地図の上にたどりながら読むのも楽しい。また、17年後に大量のお経や仏像を持ち帰った後も生涯をかけて、経典の翻訳にかけた人生についても、史実に基づき紹介されている。一人の人間が一生のうちに、これだけの成果を残すことができることに、感動。2014/02/25
