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内容説明
自分の身体を、すみずみまで探検してみよう!『死体は語る』の著者が放つ目からウロコの一冊。
目次
入門講義 一つの細胞から始まる人体のしくみ
第1講義 骨と筋肉がつくり出す美男美女
第2講義 自分のお腹の中を探検してみよう
第3講義 知ってて知らない男と女のからだの違い
第4講義 不思議な“からだバランス”の秘密
最終講義 解剖学がわかれば自分がわかる
著者等紹介
上野正彦[ウエノマサヒコ]
1929年茨城県生まれ。元東京都監察医務院長。医学博士。東邦医科大学卒業後、日本大学医学部法医学教室に入る。1959年東京都監察医務院監察医となり、1984年同院長になる。1989年退官後は、法医学評論家としてテレビ、雑誌などで活躍。退官後に出版した『死体は語る』は大ベストセラーとなった。現在、お茶の水医療福祉専門学校グループ名誉校長。杉並精神作業所アゲイン運営委員長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
B.J.
15
●臓器 :一番重要な臓器は、脳。大切だから周囲は頭蓋骨によって堅くガードされている。→次に大切な臓器は、心臓と肺。あばら骨によってガードされ、あまり重要でない臓器は腹に収められている。 ●溺死の原因 :耳に水が入ると、内耳の三半規管は急性循環不全をきたし、機能は低下して平衡失調めまいが出現する。 →したがって、いかに泳ぎが上手でも、背のたつ浅瀬でも、平衡感覚が失われてしまうことから溺れてしまう。決して心臓麻痺ではない。・・・本文より2020/03/22
クナコ
13
初読。著者作は「死体は語る」「〜生きている」既読。本書はもともとは看護学校生への解剖学講義用に書かれたもの。新書化するにあたり一般人にもわかるよう加筆されたとのことだが、やはり専門的な言葉が多く、理系学科を苦手とする身としては図表や具体的な例え話等がないと理解が難しかった。執筆された経緯が経緯なので、前2作のときほどの監察医勤務上のおもしろエピソードはなく、既に取り上げ済みの話題もある。とはいえ筆者の死者や医学への姿勢は前2作と変わらず、敬意と誇り、義務感に満ちていて、どの項を取っても好感が持てる。2022/02/01
陽子
11
通りすがりの本。著者が看護学生に講義した内容などがまとめられている。「解剖学」は人気がワーストワンだったらしい。ところが著者が講師になりベストワンに転じたという事で、法医学に関連した実際の事件を交えながらの本書も「脱線講義」がたくさん載っていた。身体に備わる素晴らしい仕組みを再確認したり、「安楽死」に関する学生のレポートも紹介されていて興味深かった。「立ちっぱなし」は心臓に負担がかかり昔の歯医者は早死にが多かったとか、水泳が達者でも耳に水が入ると平衡感覚が阻害されて溺れるとか、知らなかった情報もたくさん。2018/11/09
ちゃちゃ
9
分かりやすくて、筆者の「分かってほしいです」という愛を感じました。それにしても、人体ではあつこちで知らぬまにたくさんの凄いことが行われているのだな。あちこちで働く、たくさんの細胞たちを思い出しました。2020/10/31
ハルシオン
6
大ベストセラーとなった『死体は語る』の著者。法医学の知識が豊富で、自殺か他殺か、事故死なのか、解剖学の観点から語っている。死体をただ水中に沈めただけでは、肺の浮袋や腐敗ガスにより容易に浮き上がってくるものとは知らなかった。静脈瘤がなぜ起こるのか分。歩くことで下肢の筋肉が静脈を圧迫し、循環を助けるから歩いたほうがいい。10年以上も前に書かれた本だが、目からウロコの1冊だった。血液は体重の約8%、覚えておこう。解剖学に興味をもっておらうのに丁度いい本だ。2019/08/29
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