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目次
第1章 名前で読み解く川の歴史(淀川―古代から近世まで歴史の舞台となった;九頭竜川―姿を変えつづける伝説の大河 ほか)
第2章 合戦のゆくえを知る川(千曲川―川中島の合戦の地を歩く;姉川―天下統一の足がかりとなった川 ほか)
第3章 川の恵みに育まれた信仰(四万十川―信心を集めた清らかな流れ;信濃川―いくつもの顔をもつ大河 ほか)
第4章 アイヌ語に秘められた川の由来(最上川―縄文時代から人々に愛された恵みの川;北上川―黄金の文化が華開いた東北随一の川 ほか)
著者等紹介
岡村直樹[オカムラナオキ]
1948年、東京都生まれ。慶応義塾大学卒業。川の旅人。文学、絵画、映画、歌謡、民俗、文化などにあらわれた河川のありようから、川と人間のかかわりを探求している。全国一級水系を踏破
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感想・レビュー
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鯖
18
姉川や手取川の戦い等戦国時代の合戦や治水の歴史等、各地の川について触れた本。球磨川は9万の谷が語源とも熊襲が語源ともいわれ、きよまさがそれまで木の杭で杭瀬を作って流れをせきとめてたのを石に変えた。江戸時代に藩主のおじさんだった林正盛が球磨川を拡げる工事に取り掛かったものの巨石に阻まれ困り果てていたら、夢枕にたった狐に岩の上でガンガン火を燃やせって言われてやってみたら、砕け散った話。…狐様、疾病水害地震と踏んだり蹴ったりな日本のためにまた夢枕に立ってくれんかな。2020/07/18
邑尾端子
2
有名どころを広く浅く知っておきたいという、歴史に興味のある一般人向けという印象。史実部分については信憑性の乏しい史料や後世の人間が書いた副次的資料からも引用して語っている(ただし本文中には引用元を明記していないことが多い)ので、鵜呑みは禁物。読み物としては面白い。2013/04/06
ねむりねずみ
0
「川に注目して振り返る日本史」。2017/03/22
oputy
0
どの河川の章にも名前の由来についての説明があります。戦国時代のエピソードも多いです。河川はその流域の人々の生活や歴史と大いに関わっていることを改めて実感しました。2013/10/05
telephone
0
通ることの多い川のことろを、グーグルマップを見ながら部分読みした。そのうち時間ができたら、川の旅めぐりもよさそうだ。2019/03/09