出版社内容情報
古今東西の名言を切り口に、「男と女」「仕事の決断」「教育」「読書」など人生のさまざまなテーマについて、自身の経験から再定義
人生の要所では、“言葉”が進むべき道を照らしてくれる──。古今東西の名言を切り口に、「男と女」「仕事の決断」「教育」「読書」「老い」などの人生のさまざまなテーマについて、自身の経験から再定義する。一生心に残る、珠玉の言葉が見つかる一冊。
【著者紹介】
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内容説明
“言葉の力”が、この社会を生き抜く武器になる。「男と女」「仕事の決断」「教育」「読書」「老い」―etc.古今東西の名言を切り口に、人生のテーマを再定義する。
目次
第1部 人とのかかわり(善人と悪人;人間関係 ほか)
第2部 働くということ(労働;お金 ほか)
第3部 この社会に生きる(教育;国家と社会 ほか)
第4部 心をどう保つか(思想;運 ほか)
第5部 人生の場面(家庭;時間 ほか)
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。85年、同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省国際情報局分析第一課で、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月有罪確定。現在は執筆や講演、寄稿などを通して積極的な言論活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
44
著者が男と女、結婚、労働、お金、リーダー、宗教、戦争、思想、自律、読書、人生、老い、死、等人生の様々なテーマについて、古今東西の名言、格言を引用し著者の経験から、著者の考え、意見を述べた本。それぞれのテーマについて、最初1ページに大きな字で一名言が書かれ、2ページに亘って著者の考え、意見が書かれ、最後に1ページそのテーマに関する古今東西の名言、格言が幾つか書かれています。とても読み易く、興味深く読ませていただきました。この方の著書を読む度に、著者の博識さに感嘆します。2016/05/04
aika
41
私の好きなロシアに関することが結構書いてあるから読んでみて、と父が熱烈に勧めてきたので読んでみました。仕事や家庭、人間関係に関する悩みから、読書や勉学への向き合い方、国際問題の読み解き方、信仰そして死に至るまで、幅広い見識とサッパリとした切り口で読みやすさは抜群でした。でもやっぱり、母校・同志社大学の神学部での学んだ青春を語る場面が、知の巨人の一番人間味がある部分が見られて好きです。創立者・新島襄の、価値判断する基準に「良心」を据え、他者に尽くす人生の大切さを説いたその精神性の深さが一番心に残りました。2019/10/14
さら
29
行き詰ったり、悩んだり、心に迷いがあると、こういう本を開きたくなります。そして、その時心に響く言葉というのは、その時の憂いを現しているのだなぁと思います。だから、読む度に心に残る名言は違ったりします。 ですが、名言を残した先人達も同じように悩んで、苦しんで、その境地の達したのだろうと思うと、元気をもらえる気がします。頑張ろう!!2016/06/26
みち
27
人との関わり、働くということ、この社会に生きる、心をどう保つか、人生の場面の6章から。私達が生きる中で、多岐に渡る悩みに対しての名言。名言をこれだけ集めて読めるのは素晴らしい。佐藤さんの膨大な知識のなせる技!!1つの課題に対して、7個くらいの名言が選ばれているが、その言葉が真反対な内容だったりするのが、偏りなく良いと思う。外国人の明言が多く、自分にはない視点が与えられる。また、印象に残る言葉はどんな人が書いたのか?と新たな知識欲が湧いてきます。2020/09/18
たらお
16
「人々はみな有用なものが役に立つとわかっていても、無用なものが役に立つことをしらない。(荘子)」~以前イチローが「無駄なことって、結局無駄じゃない」といっていたのを聞いたときも共感した。他人を見て、短期的に無駄と思ってこちらで見ていたことが、長期的に考えると無駄になっていないと分かったときの衝撃度といったらなかったのを今でも覚えている。合理的であることも大事だが、回り道は結局は近道に通ずることもあるし、無駄なことも、その人の血となり肉となる。そして人としての深みも無駄な部分からにじみ出るのだろうと思う。2016/06/06