内容説明
立ったままの会議、「メール洪水」をなくす工夫、コミュニケーションの効率が上がる「質問術」etc。フィンランド、欧米、日本企業を知り尽くしたグローバル・ビジネスマンの新提言。
目次
1章 なぜ、6時に帰って結果が出るのか
2章 今日からできる!「6時に帰る」仕事術
3章 部下を定時に帰すリーダーの仕事術
4章 「フィンランド流」に学ぶ豊かなワークライフバランス
5章 世界一の教育に表れた「できる人」の育て方
終章 高い競争力を支える文化と歴史を知る
著者等紹介
田中健彦[タナカタケヒコ]
1945年山梨県生まれ。慶應義塾大学工学部卒業後、富士通に入社、小型コンピュータ開発に従事。92年より米国「富士通パーソナルシステムズ」にて、富士通のパソコン海外ビジネスを開拓。96年よりフィンランドの「富士通コンピューターズ・ヨーロッパ」にて、PC開発を指揮。99年よりドイツの「富士通・シーメンス・コンピューターズ」にて、富士通とシーメンスの組織カルチャー融合に努める(上記3社はいずれも副社長して)。2002年に国内のソフト会社「富士通パソコンシステムズ」の社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキちゃん
9
成熟した社会の中で成熟した大人として生きていきたい。独創性を伸ばすこと、独立心を高めること、褒める教育、心がけていこうと思う2018/04/10
Sayuri
7
図書館本。この本が出た2010年4月から8年以上経過しているが、恐らくフィンランドでの働き方はそう変わっていないのではと感じながら、自分の働き方にも活かせないか?と思いながら読み進めた。一部抜粋。*やり手の幹部でさえ会議中であっても子供の世話があるのでと帰宅することも。どうしてもその日のうちに済ませないといけない仕事があるなら家で。*会議やホウレンソウの時間が強要されない。*発言の機会のない会議には出席しない。効率を落とす。*仕事だけが趣味という人はいない。2018/06/11
チェ・ブンブン
7
この本は一言で言うなら、『白い劇薬』と言えよう。読むと、日本と似た国民性を持つフィンランドに関心を抱き、やがて日本人にない個人主義を持ち出して社会に反発したくなるだろう。しかし、もし日本で実行するなら、それ相応のスキルを持っているか、「釣りバカ日誌」のハマちゃんのような一生昇進しない覚悟が必要だ。フィンランドは一見優雅そうな生活を送っているが実は超ストイックだ。それ故に、フィンランドを知るには良書だが、安易に付和雷同して実践してはいけないビジネス本と言えよう。いかにストイックかは読んで確かめてくれ! 2013/06/13
Humbaba
4
幸せ.それを正確に調べることは難しい.あるいは不可能であるとさえ言えるかもしれない.しかし,家族と過ごす時間を作る,これがなければ幸せに離れないということを否定する人は少ないのではないだろうか.そして,フィンランドはそれを実践しており,日本は残念ながらなかなか実践できていない.2012/08/02
taka
3
会議の時間を減らしたり、何が何でも定時帰宅を念頭に置いた仕事は参考になる。ただし話半分で。本書でも遅くまで残って仕事している件があるし。何気なく来た仕事をやろうとする姿勢は改めよう。2018/01/26