内容説明
「あなたは心の強さを持っていますよ」女先生から毎日届く励ましの手紙…。相次ぐ病気で小・中学校の8年間も通えなかった少年の心を支えたのは、その手紙と母親の愛だった。ハンディを乗り越え九州大学医学部に合格。そして子どもを癒す精神科医へ。お医者さんが書いた夢を諦めない感動のノンフィクション。
目次
第1章 小・中学校へ行けなかった8年間(長い闘病生活のはじまり;束の間の幸せ ほか)
第2章 愛と勇気をくれた先生からの手紙(風景が見えない汽車旅;ぼくは死ぬかもしれない ほか)
第3章 あこがれのお医者さんへの道(後遺症より楽しい釣り生活;父への反発とある後悔 ほか)
第4章 大切なことはすべて病室で学んだ(何があっても死ぬことはない;体を飼い慣らす ほか)
第5章 “体”は弱くても“心”は強く(この足で山へ登れた;不登校の子たちを連れて ほか)
著者等紹介
碇浩一[イカリコウイチ]
1945年生まれ。精神科医・医学博士。元福岡教育大学保健管理センター教授。現在は、NPO・幼老共生推進プロジェクト理事長、西条道前病院勤務。九州大学医学部を卒業後、同医学部助手、医学部付属病院講師などを歴任。日中友好交流子どもキャンプ実行委員長もつとめる。5歳で結核を患い、以降、14歳までの8年間、小・中学校へ通えず、病室や自宅療養で過ごす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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