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内容説明
ついに全貌を現した「幻の巨大壁画」―そのとき、太郎の情熱と志に修復家は圧倒された。修復960日間の記録。
目次
第1章 発見(“幻の作品”がついにメキシコで見つかった!;初めて修復した太郎さんの作品『憂愁』の思い出;残されていた4枚の下絵とそこに描かれているもの;まだ見ぬ現物を調査するためにメキシコへ)
第2章 調査(『明日の神話』の保管状況とその状態に驚く;次々に明らかになる悲惨な事実 ほか)
第3章 運搬(「七人の侍」、一路メキシコへ;亀裂部分に沿って、絵を裏面から切断する;考古学のエキスパートが破片を整理;作業終了、絵は神戸に向けて旅に出る;日本で待ち受けていた予期せぬ知らせ)
第4章 修復準備(いよいよ作業場に絵がやって来た!;修復スタッフ5人を決定 ほか)
第5章 修復(「いったい、どこまで修復するのか」の結論;限りなくH2Oに近い「超純水」を入手 ほか)
著者等紹介
吉村絵美留[ヨシムラエミイル]
吉村美術研究所・代表取締役。絵画修復家。1949年、洋画家・吉村明峰の長男として東京麹町に生まれる。國學院久我山高校卒業後、哲学者・谷川徹三、修復家・黒江光彦両氏に師事。明治記念絵画館の作品や、東京国立近代美術館収蔵の太平洋戦争画などの修復を経て、’73年修復家として独立。『明日の神話』再生プロジェクトでは、修復チームリーダーを務める。「絵美留」は本名である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。