内容説明
ビジネス、実用書から、文芸・古典まで。『速く読み、じっくり味わいアタマに残す』私の方法。
目次
プロローグ あなたはなぜ、間違った読書をしてしまうのか
第1章 読書で知識が増える人時間の無駄にしてしまう人
第2章 「速読=熟読」にする出口式の秘密
第3章 私はどうやって、読書で頭を鍛えてきたのか
第4章 文章を“速く”“正しく”身につける3つの関係
第5章 文学書を読みこなして、頭脳と感性に磨きをかける
第6章 論文を書いてみる
第7章 読書という武器を人生に生かすために
エピローグ 出口汪の頭がよくなる文学案内
著者等紹介
出口汪[デグチヒロシ]
東京生まれ。大学受験予備校スーパー・プレップ・スクール(SPS)と、受験参考書を発行し「論理エンジン」を編集・管理する出版社(株)水王舎を経営している。関西学院大学大学院在学中、アルバイトで予備校の教壇に立ち、独自の論理的解法を駆使した授業でたちまち人気講師となる。博士課程修了後、代々木ゼミナール、東進ハイスクール講師として活躍、日本語の「論理」から合理的・客観的に難問を解明していくスタイルは、受験現代文の世界に革命をもたらした
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蓮華
19
頭がよくなる要素がよくわからなかったけど、?を読むことで頭がよくなるってことでいいのかな?2018/06/14
nobody
8
本屋で前面に並ぶのはこんな売らんかなの作りのばかりなのだろう。極大までの余白・大字は怪我の功名だが。出口の商売柄のハッタリ利かした断定口調も鼻につく。読書で豊富な知識・教養・論理的思考力・想像力が身につき感性が磨けるという方法論の提示こそ主題だったはずだが……、最後のは違うだろう。一見毒にも薬にもならず1回だけならスルーするがくどいので疑義を呈しておく。現実は「作品世界(時代背景)を正確に理解しない読書は誤読」との指摘が当たっている。『春琴抄』といえば「究極のSとM」と返すパブロフの犬のいかに多いことか。2019/06/25
uD
8
出口汪さんの本は3冊目。 具体と抽象、イコールと対立。 文学作品が大変なのは最初の数十ページだけ。 とてもわかりやすい説明でした! そして『柳橋物語』『氷点』『雪国』… 読みたい作品が増えました。2018/04/25
morinokazedayori
8
★★★★★読書に関する本というのは、どうしてこうも面白いのか。著者の読書に対する情熱がひしひしと伝わってくる。読書により、論理的思考力が鍛えられる。世界中のあらゆる知識や思想に触れることができる。あえて苦手な文章に真正面から挑戦することで、自分の世界が広がり、豊穣な世界に浸ることができる、と著者は言う。読書の楽しみを、著者と分かち合えた気がした。2015/09/23
かいりゅ
6
読書上級者の方法論をこういう本で参考にすることは自分自身へのブラッシュアップになる。また、読書への習慣や意欲が出てきました。特に夏目漱石や森鷗外など名作を読みたくなりました。いつか、読もう!2014/07/22