内容説明
昔から、武道や芸能、スポーツの世界では、「正中線(あるいは軸、センター)」や「丹田」などの存在を重要視してきました。これをしっかり持っていると、身のこなしがやわらかくなり、理にかなった体づかいが可能になるばかりか、精神的にも安定してくるのです。しかし、「正中線」にしろ「丹田」にしろ、身体を解剖してみても、そこに何か特定の器官はありません。実体はないのに、人間の身体の動きを規定するもの―これこそ、身体の中に作られる意識、つまり「身体意識」なのです。達人たちに共通するカラダとココロ7つの極意とは。
目次
第1章 効率のいい身体、無駄のない動きはどこから生まれるのか―イチロー、井上康生、六世中村歌右衛門…一流と言われる共通点(21世紀、身体に求められるものが変わってきた!;「イチローの返球なら洗濯物が干せる」 ほか)
第2章 達人たちの“身体づかい”7つの極意を知る―「身体意識」であなたの身体とココロがよみがえる(センター―身体の中心を貫く一本のライン;下丹田―落ち着き、安定感が生まれる ほか)
第3章 あなたに足りない身体意識がわかる簡単チェックテスト―身体を上手につかえない理由はここにあった!(7つの身体意識チェックテスト;テストの結果を判定する ほか)
第4章 身体意識を身につける高岡式最新トレーニング―閉じ込められた“身体のちから”を呼び覚ます方法(何よりも大切なのは、身体をゆるめること;ストレッチより効果が高い「ゆる体操」とは ほか)
著者等紹介
高岡英夫[タカオカヒデオ]
運動科学総合研究所所長。東京大学、同大学院教育学研究科卒。東京外国語大学講師、運動科学研究所所長等を経て現職。幼少時より武術・気功・ヨガの修行に明け暮れる。その過程での発見を西洋科学から東洋哲学にわたる幅広い知見をもとに体系化した「運動科学」は、スポーツ・武道各分野、ピアノ・声楽・バイオリン、教育、医療、ビジネス、料理から科学的研究まで、あらゆる分野に応用領域を広げ、成果を上げている。現在、トップスポーツコーチ、トレーナーやオリンピック、世界選手権、国際コンクールをめざすスポーツ選手、音楽家等の指導に取り組む一方、大学、病院、企業等との共同研究を進めている。地方公共団体の健康増進計画等における運動療法責任者も務める
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