内容説明
30年間通い続けたアジアの熱帯雨林の村で発見した“宝物”とは?貧しくても、イキイキと瞳を輝かす子どもたちが教えてくれたこと…ゆったりとした“生身の時間”が流れるなかで見えてきた本当の幸せ…―21世紀、心豊かな生き方を取り戻すために。
目次
第1章 JALの機内で―ヘンになった日本人
第2章 タンジュン村から―貧しくて豊かな人々
第3章 インドネシアを旅して―プーラン・プーランという生き方
第4章 ヒトもヒトらしく、イヌもイヌらしく
第5章 「アジアの笑顔」を忘れた日本の子どもたち
第6章 熱帯雨林とウンチと人間と
著者等紹介
藤田紘一郎[フジタコウイチロウ]
東京医科歯科大学・大学院及び医学部教授。医学博士。1939年中国・旧満州生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。東京大学医学系大学院博士課程修了。米国・テキサス大学助手、順天堂大学助教授、金沢医科大学教授、長崎大学教授などを経て現職。専門は寄生虫と熱帯医学。著書に『空飛ぶ寄生虫』『獅子身中のサナダ虫』『イヌからネコから伝染るんです』(以上、講談社)、『原始人健康学』(新潮選書)、『清潔はビョーキだ』(朝日新聞社)、『日本人の清潔がアブナイ!』(小学館)など多数。95年に『笑うカイチュウ』(講談社)で講談社出版文化賞を受賞
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感想・レビュー
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とし
1
日本の清潔指向は行きすぎ。心のゆとりがなさすぎ。といった内容を、東南アジアの人々の暮らしを紹介しながらまとめている。プーラン・プーラン(ゆっくり・ゆっくり)生きようよ。いい言葉だね。2011/10/23
ジョニー出ッ歯
1
自然のあるがままに生きるインドネシアの生活を学習した。自分とはまた別の世界観に新しい発見が生まれた。2009/09/12
platoon
0
ローマ人の物語11巻と12巻の合間に読む。文明の進歩はひ弱さをももたらす。とはいえunkoの入った水で作ったお茶は飲みたくないなぁ。昭和時代にさかんにいわれたステレオタイプなはなし。2012/08/21
ipusiron
0
2005/6/?読了