内容説明
ここに潜入せずにはアジアを旅したとは言えないゾ。人生が変わるほどの体験…タイ・ゴーゴーボーイズバー、台湾・変身写真館で、セクシーショット！気分はすっかり大女優、色あせたタバコ、高麗人参粉末…北朝鮮国境の物品展示は超シュール。
目次
１ それはゴーゴーボーイズバーから始まった―歓楽の「タイ」
２ メイク大好き、占い大好き―不思議の「台湾」
３ 重慶マンションでアイドルに逢えるかも―熱狂の「中国・香港」
４ 道を歩けば善意にあたる―優しい「ビルマ」
５ そこは男と女のワンダーランド―躍る「ベトナム・バリ」
６ アジュマに酔い、ハングルに酔う―奇天烈の「韓国」
著者等紹介
のなかあき子［ノナカアキコ］
１９７０年北海道生まれ。学習院女子短大卒業後、東京ＹＭＣＡデザイン研究所を経て、イラストレーターに。フリーライターとしても活躍中。２２歳の時、初めてのひとり旅でパッポンに魅了されて以来、国内外問わず“アヤしく〓トキめく”スポットに吸い寄せられるように訪れる。風水師には、アジアは凶角と言われているにもかかわらず、ついつい足が向いてしまう。本書は、そんな著者が、ふらふらと行ってしまったアジア各地での、キテレツなエピソードを綴ったエッセイである
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感想・レビュー
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猫丸
11
アジア繁華街の記録。ド田舎で農村体験してエコロジーに目覚めるとか、交戦地域に突入して極限状態の人間をえがく、なんて方向はパス。いまだ日本がアジアの成功例と仰がれた時代、日本に憧れ必死に模倣しようと頑張る都市部ヤングなアジアの純真に触れている。というか興味と金の続く限り遊び歩くだけなんだが結果としてそんな感じになっている。物怖じしない(にもホドがある)著者の守護霊は圧倒的経済格差だった。このまま日本が衰退すれば魅力的な盛り場が復活するのだろうか？2020/03/02
