高橋是清の日本改造論―“デフレ大恐慌”のいま、死中に活路を見い出す

高橋是清の日本改造論―“デフレ大恐慌”のいま、死中に活路を見い出す

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784413031240
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

内容説明

日本発の世界恐慌の悪夢は現実となり得るのか…。戸惑うばかりで何も打ち出せない政治化たちに盲従する私たちへ、この本は活路を示し、そして喝を入れる。かつて、あまたの民を苦しめた昭和恐慌に酷似した事態が、その世紀末に再びやってくると、誰が予想したであろう。その意味で当時国民を救った不橈の蔵相、高橋是清の熱と血の言葉は、あまりにも尊い。日本経済再生のための「唯一無二の哲学」が、まさに今、蘇る。

目次

1 「金融常識」の章
2 「非常時経済」の章
3 「財政政策」の章
4 「税制整理」の章
5 「赤字公債」の章
6 「不況物価」の章
7 「円防衛」の章
8 「貿易摩擦」の章
9 「国土改造」の章

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

denz

5
何かと話題になっている高橋是清の遺稿を現代語訳に改めたもの。日銀による国債買取などで市場に資金を流通させる政策等が述べられているが、「通貨を殖やして物価を引き上げ、労働者の懐を潤すこと、すなわちインフレーション政策」には「いつでも弊害ばかり起こる」(175頁)と否定的である。おそらく高橋が最も注意すべきとする「投機筋」の暴走を懸念したことであろう。この点が現在の財政出動派に高橋が人気があり、リフレ派にはそれほど参照されない理由かもしれない。あと西郷従道が官僚たちに人気があったというエピソードが面白い。2012/12/30

岡山の山奥ニート

2
⑴昭和初期にどういう経済政策が政治家にあったか、勉強になった。⑵国債や地方政治、金利政策など、現代でも起こってる問題も扱っており、納得できることも多かった。⑶人を活かして国を富ませる根本思想と大義よりタイミングやそのときどきの状況を第一に考えるスタンスには感心した。2013/02/11

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