内容説明
七十七歳になったこのさい、自分がこれまで死について考えてきたことを一切合財書き記してみよう、と思い立って書いたのが本書である。中野孝次、初の「死」の思索。
目次
固有の死がなくなった
家で死を看取っていた時代
死を隠蔽した不幸
人は死にどう処してきたか
先人たちはこう考えた
死に憧れる人々もいた
死の自覚こそ生を深める
ただちに今を生きよ
長生きするばかりが能ではない
寒暑なきところ
病牀六尺
「今ココニ」生きる
今が永遠、永遠が今
生きている限り死はない
去らぬ時間
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