しあわせのシッポ

水橋 文美江【著】

青春出版社（2002/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 271p／高さ 20cm
• 商品コード 9784413021487
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

内容説明

松井美桜（水野美紀）は、２７歳の女子高教師。美桜が密かに恋する相手、幼なじみの赤木陸（坂口憲二）には、聴覚障害者の茅野笙子（原沙知絵）という恋人がいる。そんな美桜のもとに永らく会ったことのなかった父親・松井八朗（長塚京三）が現れた。八朗は、唐突にも二人で一緒に暮らそうと言い出した。はじめは素直になれない美桜だったが、二人の距離は次第に縮まっていく。永い空白を埋める日々、恋へと思いを寄せる日々。しかし、それぞれに、意外な運命が待ち受けていた―。ドラマノベライズ。

著者等紹介

水橋文美江［ミズハシフミエ］
１９６４年石川県生まれ。’８２年上京。フジテレビのヤングシナリオ大賞で最終審査に残る。フジテレビの『東京ストーリーズ・おろしたての夫婦生活』で脚本家デビュー。’９７年第５回橋田寿賀子賞新人賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

基本的にドラマは見ない。特に民放は滅多に見ない。それがどういう訳かこのドラマは放送開始前から気になって全話通して見た。泣いた。小説があると知り、本屋に走った。ドラマの脚本をノベライズしたのだと思うのですが、こちらもよかったです。ドラマに登場する役者さんが好きな人ばかりだという思い入れもあって、どこを読んでも画像として彼女ら、彼らが頭に浮かぶ。あれは10年以上も前だったんだなぁと感慨深い。ドナドナせず大事に本棚に置いてある。ドラマももう一度見たい。

2015/05/19

[るみ]

昔好きだったドラマ。結末はなんとなく知っていたし、読み進めるなかで記憶がどんどん戻ってきた。笑えるところもあるし、温かい気持ちになれる物語。ハチさんのキャラが私はすごく好きです。最後は涙が止まらなかった。またいつか、ふと思い出したときに読みたいです。

2017/04/02