青春新書プレイブックス 「続ける・やめる」は脳でコントロールできる！―脳神経外科医が教える

奥村 歩【著】

青春出版社（2011/09発売）

• サイズ B40判／ページ数 188p／高さ 18cm
• 商品コード 9784413019293
• NDC分類 498.39
• Cコード C0230

内容説明

“三日坊主の脳”は変えられる！あなたはこれまで、「続けよう！」と決意したのに、続かなかった、「やめよう！」と決意したのに、やめられなかった…そんな経験はありませんか。なぜか“三日坊主”で終わってしまうのは、実は脳が原因。「続けること」も「やめること」も、脳のしくみから見ると表裏一体の関係にあります。脳のメカニズムを知り、脳の機能を活かす方法を身につけることで、誰でも「続けたり・やめたり」することができるのです。

目次

１　続かない、やめられない原因は「脳」にあった！（「三日坊主になってしまう脳」のしくみ；意志の力はいらない！脳の神経回路を変えるコツ　ほか）
２　「続ける・やめる」をコントロールする１０の方法（儀式スイッチ法―「まずはアクション」が脳にエンジンをかける；つぶやき法―聴覚から入力される情報が、脳の前頭葉にスイッチを入れる　ほか）
３　脳科学を使って目標達成した人の実践例（タバコをやめる；英語の勉強を続ける　ほか）
４　脳が変わると人生が変わる（イチロー選手と織田信長に共通する脳の習慣；天職にたどりつくには「脳の習慣回路を変える」ことから　ほか）

著者等紹介

奥村歩［オクムラアユミ］
脳神経外科医。医学博士。おくむらクリニック院長、木沢記念病院脳神経外科部長。１９６１年、長野県生まれ。岐阜大学医学部卒業。同大学院医学博士課程修了。アメリカ・ノースカロライナ神経科学研究所に留学後、岐阜大学附属病院脳神経外科病棟医長併任講師に。２００３年、木沢記念病院にて「もの忘れ外来」開設。２００８年、岐阜市内におくむらクリニックを開院。岐阜大学客員医学講師も務める。１０年以上前から「禁煙外来」を開設し、脳科学の視点からの禁煙法は全国の患者に好評（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kiisuke]

習慣を変えること、続けること。脳の働きから具体的な実践方法が書かれています。築山節さんや池谷裕二さんの後でしたので復習的な感じで読みました。特に残ったのは基礎的練習の積み重ねの大切さ。ピカソや信長やイチローまで偉大な人たちがいかに基礎を大切にしているかを改めて知ることができました。地味で地道な作業についての意識が変わって少しは頑張れるかな？^^;

2015/03/07

[SHIN]

本書は、第2章「コントロールする方法」に集約されている。ポイントは、①最近の脳科学的には〝行動〟を起こした後に〝やる気〟が出る。②コーヒーの香りが五感を刺激する。☆③（読書・勉強など）あえてキリの悪いところで終わらせることで不快感を感じ、次への意欲が湧いてくる。実体験として、キリの悪いところでやめてみると、次回の作業がはかどった。

2022/01/19

[harhy]

脳の習慣回路がわかって、うまく使いこなせれば、確かにいいよね。

2015/08/30

[村越操]

読みやすい。医学的知識がなくとも、納得しながら読める良書。具体的に１０のテクニックを紹介。儀式スイッチ法（ある行動をすると目的の行動を自然としたくなるようにする）、環境法（好きな音楽＝勉強を結び付け、音楽を聴くと勉強がしたくなるようにする）、低いハードル法（簡単な事で達成感を味わい、行動すること自体を喜びにする）など。個人的に役立ったのは「中途半端法」。途中で止めて脳をあえて欲求不満にすると、明日以降勉強するためのバネになる。文中気になった言葉は、「習慣を変えるしか、よりよい人生を送る道は残されていない」

2012/03/21

[なかたにか]

脳の説明に新発見はなく、中身は至ってﾌﾂｰ｡その意味で今までの総集編｡知っていることも多いﾊｽﾞ｡ だが､今までの問題点は具体的に書いていても､どｰしたらいいんだろ?著者の個人的意見で､また、どうしたらいいわけ?と言う感じで､脳みその知識ばかり増えた｡その中で､脳のざっくりな理論的説明と実践メインで説明。続けられるかは､脳次第。とにかく、続けられるように､脳が受け入れやすいよな方法を教えてくれる｡実用実利的な脳本を求めるなら､これ一冊で十分だと思う｡

2011/10/14