内容説明
企業がやったつもりの“IT革命”のお寒い実情。パソコンを導入すれば安心、ホームページを立ち上げれば完了。企業のトップの人間に「ITは道具である」という視点が欠けている。ITに経営方針を合わせようとしていないか。自社に有効なITを活用し、または日本人お得意の改良を加えることができなければ、“道具に使われる”という悲惨な状況に陥る。今、自分に必要な情報システムを見極める目をあなたは持っているか。IT革命を本当に成功させる最後のカギはあなたたちが握っている。
目次
第1章 あなたのeビジネス発想は、成功への道を向いているか(日本企業版「IT革命」のおさむい現状;誰もいわない日本企業のIT化失敗の原因)
第2章 勝ち組企業から盗むeビジネス成功へのヒント(eビジネスの本当の意味を理解しているか;社外専門家を利用するだけの器はあるか;日本がeビジネスで世界の勝者となる方法 ほか)
第3章 e時代に勝ち残れる企業作りへの新発想(まず既存の業務プロセスを見直せ;本当に有益なITの活用法とは;リストラの本質を見誤ると悲劇を招く ほか)
第4章 個人としてe時代をどう生き抜くか(ボーダレスの真の意味を理解しているか;危機感のない日本のビジネスマン;自分の正しい評価は自分しかできない ほか)
著者等紹介
越智洋之[オチヒロユキ]
1942年、兵庫県生まれ。情報システム工学コンサルタント。66年米国UCLAをB・S DEGREEで卒業。73年、ゴールデンゲート大学でMBA取得。現在、通信ソフトウェアで有名なバーテル社のプロトコル調整ツール促進事業に従事。日米を行き来する経験を生かし、情報産業企業の指導等も精力的に行う。著書に『ネット革命 誰も言わない5年後』『読んでわかるIT用語の基礎知識』(いずれも小社刊)がある
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