内容説明
みんなどうしても、安全な道の方を採りたがるものだけれど、それがだめなんだ。人間、自分を大切にして、安全を望むんだったら、何も出来なくなってしまう。計算づくでない人生を体験することだ。誰もが計算づくで、自分の人生を生きている。たとえば美術家でいえば、美術家というのは、人に好かれる絵を描かなければならない。時代に合わした絵で認められないと、食ってはいけない。生活ができない。だけど、ぼくはまったく逆のことをやって生きてきた。ほんとうに自分を貫くために、人に好かれない絵を描き、発言し続けてきた。1度でいいから思い切って、ぼくと同じにだめになる方、マイナスの方の道を選ぼう、と決意してみるといい。そうすれば、必ず自分自身がワァーッともり上がってくるにちがいない。それが生きるパッションなんだ。
目次
1 意外な発想を持たないとあなたの価値は出ない
2 個性は出し方薬になるか毒になるか
3 相手の中から引き出す自分それが愛
4 あなたは常識人間を捨てられるか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
11
本音、本質、本物。虚構は一切ない。強烈過ぎる。2023/01/13
アルクシ・ガイ
6
「僕はこんな人間だ」より「岡本太郎はこんな人間だった」の方がピンとくる。一番いいのは彼が描いた絵を見ること。2016/10/30
α
1
流行語大賞に入った人だと、読んでいる時にで気づいた。 今は日本人観光客の態度が良いと報道されているが、昔は………2022/02/24
シヌイェ
0
すごく刺さる部分と、詭弁じゃない?結局岡本太郎は成功者だし、とひねくれた見方をしてしまうところが混在した。アドラーもそうだけど、自分が惹かれる考え方って大抵同じだなぁと再認識した。2022/12/06
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