- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
なぜお札に肖像をいれるのか、新札発行の知られざる裏事情とは。
目次
1章 新札の知識(お札に肖像が欠かせない理由;お札ができるまで ほか)
2章 お札と流通の歴史(円の誕生;国産紙幣の登場 ほか)
3章 戦後のお札に描かれた人々(文化を育てた平和主義者―聖徳太子;勤勉の象徴とされた農政家―二宮尊徳 ほか)
4章 戦前のお札に描かれた人々(朝鮮出兵伝説の主人公―神功皇后;学問の神となった詩人―菅原道真 ほか)
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県防府市生まれ。東京大学大学院国史学科博士課程修了。現在、明治学院大学教授。日本古代史を中心に日本文化を歴史哲学的視野で扱った研究に取り組んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のり
15
お札に描かれている肖像人物についてクローズアップしている本。昔は貧しくても学問や教育、信念を貫く人が多かったのだと思う。野口英世は人となりは残念な感じだが。お札の仕組みもわかるし、勉強になった。2017/01/21
coimarin
0
お札を通して日本の人物史のみならず、お札からみる近代経済史が学べるという、いかにも面白い本だけれど、初っ端の野口英世の章からあからさまな誤植・誤情報が散見されるのは残念。とはいえ、両から円への変換、金本位制から管理通貨制度に至るまでの混乱と政府の努力など、今まで関心のあった主題の概要がつかめたのはよかった。そして、今のような時代にこそ、二宮尊徳、新渡戸稲造、福沢諭吉といった勤勉を奨励した偉人の功績を日本人に知らしめ、模範とするべきではないかと思った。2013/02/02
ぎんりょうそう
0
紙幣の歴史と肖像画として描かれた人達についてまとめた本。新渡戸稲造の偉業に感心しました。2011/01/16
-
- 和書
- 水の迷宮