内容説明
本書では、日本文学の傑作49編を取り上げ、感動のエッセンスをちりばめたあらすじと、人物相関図や地図などの図説で、「物語の世界」を再現している。
目次
近現代文学(「草枕」―画家の青年と変わり者の美人との交流(夏目漱石)
「坊っちゃん」―田舎の中学で世間の不条理に反抗する一本気な青年(夏目漱石)
「大つごもり」―病気の伯父のために奉公先の金に手を出したお峯は…(樋口一葉)
「暗夜行路」―愛を求めた孤独な心は自然の中に平安を見出す(志賀直哉) ほか)
古典文学(「古事記」―日本を創り、風の神や山の神などを生んだふたりの神(太安万侶)
「更級日記」―憧れと現実の狭間で葛藤する平安後期の女の自叙伝(菅原孝標女)
「大鏡」―藤原氏の威光の数々を描く
「今昔物語集」―インド・中国・日本をまたぐ空前絶後の説話集 ほか)