内容説明
本書は、中国に対する理解を四五のキーワードを通じて深めていただく目的で編まれた。入門書ではあるが、中国のありのままの姿をできるだけ正確に伝えるとともに、その背景をも理解できるよう、各項目ごとに客観的かつ最新のデータを示した。
目次
序章 もはや中国なしで日本経済は語れない
1章 中国経済 躍進の秘密―世界不況をよそに成長し続ける理由
2章 底知れぬ潜在力―13億の人材パワーと超低コストがもたらすもの
3章 対中国ビジネス―日本にとって脅威なのか、チャンスなのか
4章 グローバルスタンダードと中国標準―“変わる世界構造”の先にある期待とリスク
5章 残された課題―高成長の足を止めかねない不安材料
著者等紹介
村上直樹[ムラカミナオキ]
1957年、東京生まれ。東京都立大学大学院博士課程修了。経済学博士。財団法人国民経済研究協会、釧路公立大学を経て、現在東京都立大学経済学部教授。中国の経済発展に関する研究に取り組む。日本経済学会、中国経済学会所属。主な著書は『中国のミクロ経済改革』(1995年、日本経済新聞社、共著)、“Industrial Reform in China”(1998年、オックスフォード大学出版局、共著)。いずれも中国現地調査に基づく共同研究の成果で、95年には日経経済図書文化賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。