感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
17
1975年パリで行われたペッチェイ博士ーSDGsの淵源であり環境破壊などにいち早く警鐘を鳴らしたレポート「成長の限界」を発表したローマクラブの創始者ーと池田先生ー創価学会名誉会長ーの会談から足掛け9年にわたり対談が続けられ、84年に発刊されたのが本書。まだEUも発足していない時代の対話であり、冷房の使い方や日本の人口増加の話題などにやや時代を感じる以外は今でも十分通用する全人類の課題ー食料、環境・自然保護、原子力などエネルギー、戦争と平和、国連と世界政府、宗教等の諸問題について率直な対話が交わされている。2022/09/06
はなっこりー
1
1968年に発足したローマクラブの創始者と日本の仏教の指導者との対談は、トインビー氏から受け継いでの多岐にわたる内容の濃いものでした。ローマクラブの目指している地球規模の危機に対して世界各国の科学者、経済人、教育者等100人から成る知識の結集で解決を目指しているが、ペッチェイ氏曰く『人間革命』が解決する方法であると結論している。 池田氏も著書の冒頭で『一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命をも可能にする』と 両氏の共通する部分であると思いました♬2015/03/23
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