聖教ワイド文庫<br> 二十世紀の精神の教訓 〈中〉 - 対談

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聖教ワイド文庫
二十世紀の精神の教訓 〈中〉 - 対談

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784412013629
  • NDC分類 304
  • Cコード C0110

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かごむし

17
話題は宗教、民族問題と核心に迫っていく。理想を語ることはたやすい。しかし、二人はソ連邦の崩壊という、社会主義という理想の挫折、ペレストロイカという人間性復興を夢見た改革の挫折を出発点として、それでも人間の可能性を信じ、理想を紡いでいくところに戦いがあり、己の信ずる道を語りあう二人の対談はその穏やかさの中で、猛獣の格闘にも似た圧倒的な迫力があった。20年前の政治体制の異なる遠い国の話しなのに、どこまでも人間を見つめているから、身近な話しのようでもあり、現代の話しのようでもあって、不思議な感覚に何度も陥った。2017/04/13

あい

14
中巻の対談テーマは「宗教」と「民族問題」について。対談から十八年が経過しているが、この対談でゴルバチョフが憂慮しているさまざまな物事が、かなり現実味を帯びて現代の私たちに迫っていることがわかる。十八年前と現在とでは、より民族問題が混迷している気がする。そう簡単に人間は変わらないということか。しかし、そのような諦めとは対極に、ゴルバチョフと池田大作は、絶対に二十世紀の「悲劇」を「教訓」にして、二十一世紀に同じような「悲劇」は繰り返すまい、との決意で対談を進めていく。またロシア史を学んでから再読したい。2014/12/12

ロビン

12
中巻は宗教、民族問題をテーマに対談が展開される。ゴルバチョフ氏は、ソ連崩壊は食い止めたかったと語り、歴史的に多民族国家であったロシアを単一民族国家として扱う知識人たちに対して深い憂慮を抱いている。「平等」な民族独立ばかりが解決策ではないという点、ロシアの特異さと複雑さを感じた。教条化した理想やイデオロギーを信奉する知識人たちが、政治の取り組むべき現実である庶民の生活を下に見て暴走しがちであるという話は、自分も理想を先に立てがちなところがあるので自戒したい。大卒は大学に行けなかった人たちに奉仕すべきなのだ。2022/12/29

Norimasa Saito

1
宗教と民族問題をテーマに対話が進む。①21世紀最大の危機は民衆が分断化の力で翻弄される②新約聖書「山上の垂訓」から律法の内在化=「人間化」人類にとっての普遍的価値を見る③「民族主義」は民族的自覚の異常化、偽りの自信の奇形化また精神的弱さから起こる。ゆえに根源のルーツとしての人間の「尊厳性」「全体性」「普遍性」の自覚が大事。キリスト教から仏法、トルストイ、マルクス・レーニン主義まで2人が「開かれた精神」で「開かれた対話」を自在に行っていく。1995年の対談だが今の危機と問題解決を見事に論じている。2020/06/30

こうきち

1
なるほど。≪日本であるとロシアであるとを問わず、現代社会の混迷のよって来るところは、人間の善性に根差した「結合」の力が、人間の悪魔性の発露である「分断」の力によって席巻されている点に、大きな原因があると考える≫18p ≪かつて西側と呼ばれた国々にしてもそうです。社会主義陣営の崩壊を、リベラルな民主主義の勝利だ、「歴史の終わり」だと調子に乗っているうちに、希望的観測はみるみるしぼみ、今、世界は、世紀末のカオスの闇に覆われています。≫119p2018/09/24

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