感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
22
仏法は宇宙のすべてを生命と捉え、草木や石、砂の一粒にまで仏性を認め、あらゆるものを尊極の存在とみなす。人間の偉大さは学歴や肩書でなく、見栄や保身、名誉欲を捨て、人々の幸福のためにいかに献身し、勇敢に戦ったかで決まる。真剣な対話と情熱が人の心を動かす。教育とは自身の心に師を持ち、経験を伝え共有することで後輩を育てる行為。人材はただ見出すだけでなく、育て、鍛えなければ本物にはならない。2025/03/30
wiki
9
「創価大学を創立した伸一の目的は、学会員であるなしを問わず、人類益のために貢献し、世界の平和を創造する、人間主義のリーダーを育成することであった」。自身の原点、創価大学の章。大学生の悩みの機微に立ち入った、人生の指針ともなる言言句句。ふと、同巻の創価大学の章のみ歌や詩の多い事に気づく。創立者と創大生との関係は、詩の如く表現せねば、その万感は、伝え切ることのできないものだったのかと思う。今、多くの先人によって、その誤解は大いに払拭されてきた。「後に続く後輩のために」と、微力ながら貢献する生き方を忘れまい。2020/12/30
みゃーこ
8
写真、大学設立、社会貢献、ボーイスカウト救援2023/12/23
こうきち
4
創価大学の章が、熱いな。あと、この巻あたりから、偉人の言葉を引用した文体に変わっている。2016/01/20
wiki
3
他の章が100ページ程度で済む中、創価大学の章には200ページ近く紙幅を割いている。学生時代にはこの章のみ読んでいたので前後を詳しく知らなかったが、シリーズを読み進めてここに至ると、その経緯を知ることができて、更に一歩、理解が深まったように思う。学生の率直にして純粋な魂に、自分も感化される。こうした気持ちを忘れずにいたい。2016/06/21