感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぁ
14
日々挑戦、日々発心2020/05/06
wiki
8
「どこまでも"清潔"であり続け」政権に参画したとて「民衆の幸福のために、権力の魔性と戦い続け」「さまざまな選択はあるが、根本は国民の幸福のためであるということを、絶対に忘れてはなら」ないと。しからずんば公明党の存在意義はないと、衆議院進出で大難の予感が日ごと強くなる中で語り残した。暁光の章、ブラジルの広布の歴史は胸をつく。厳しい中で戦い切ったと思い迎えた師の来伯が、入国拒否。その悔しさの先に現在の大展開があると知れば、後日の師の「嬉しい」の一言にどれ程の万感がこもっていたか、余人は知る由もないとさえ思う。2020/09/19
Norimasa Saito
3
1966年、ブラジルなど南米各国の草創の歴史が綴られていく。軍政下での日本の宗教への偏見と誤解を払拭する戦い。岩に爪を立てるように生きていく庶民のドラマ。そして、雨の関西文化祭。青年の熱と力が常勝の歴史をつくる。同時にベトナム和平を熱願する山本伸一の苦悩。ニクソン米大統領に書簡(和平提言)を送るくだりは観念でない戦う平和主義者の姿がある。また、公明党の初の衆議選への進出。「政権に参画したとしても、徹して権力の魔性と戦い抜く」著者の人間主義の思想は明快。息つく暇もない圧倒的な人間の物語。2019/01/25
miyaji
3
甲子園の文化祭は心に残るすごい内容でした。2011/12/23
wiki
2
南米の格闘、東南アジアの苦しみ、公明党の衆議院進出、蠢動する抵抗勢力の働き、そして常勝関西。行間を読むようにして読み進める。登場人物達の奮闘を見るにつけ、心に勇気が湧いてくる。赤誠に応える大誠実。電撃の走るような師弟子のやり取り。読みながら、何度も胸を熱くした。2016/05/23