内容説明
「春嵐」アジアから帰国するや、支部結成大会へ。広布の拡大に対する反発が、各地で“村八分”等の嵐を呼ぶ。「凱旋」激闘につぐ激闘により、未曽有の大発展を飾って迎えた1周年の総会。大客殿建立の供養の発表に、同志の歓喜が爆発。「青葉」青年部が方面別総会を開催。言論部の結成、広報局の映画作成など多彩な布石がなされる。「立正安国」夏季講習会で「立正安国論」を講義。「仏法の人間主義」を根底とした世界平和の道を訴える。「大光」初の欧州への平和旅へ。“ベルリンの壁”の前に立ち、民族分断の悲劇の転換を誓う。
目次
春嵐
凱旋
青葉
立正安国
大光
著者等紹介
池田大作[イケダダイサク]
昭和3年(1928年)、東京生まれ。創価学会名誉会長。創価学会インタナショナル(SGI)会長。創価大学、アメリカ創価大学、創価学園、民主音楽協会、東京富士美術館、東洋哲学研究所、戸田記念国際平和研究所などを創立。世界各国の知性との対話を重ね、平和、文化、教育運動を推進。国連平和賞をはじめ、世界の各都市から名誉市民の称号、「世界桂冠詩人」賞など多数受賞。モスクワ大学、グラスゴー大学などの名誉博士。北京大学などの名誉教授
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感想・レビュー
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コウメ
26
人は一言の言葉で傷つくこともあれば、勇気を得ることもある。言葉の力を大切にすべきだ。日本人には『個』の自立の哲学がなく、精神的に集団へ依存しやすい。一方、海外では宗教への理解が深く、自らの信仰を誇りを持って語る。青年はどんな境遇でも自分を卑下せず、無限の可能性を信じることが大切。人生の勝負は一時の成功や失敗ではなく、長い時間の中で決まる。何もない状況でも最高の作品を生み出すことが人生の財産となる。人は何を信じるかによって人生が大きく左右される。2025/03/16
コウメ
20
人間の根本は哲学で決まり、学び続けることで成長し、経験が財産となる。人を育てるには、一人ひとりに寄り添った指導と激励が必要。学歴や地位ではなく、人柄が信頼を生む。何もない最悪の条件でも、最高の成果を生み出す挑戦こそが人生の財産。努力と創意工夫が未来を切り開く。2025/02/27
まぁ
14
p.258 人間の人生には、苦労はつきものです。(中略)しかし、そのなかに、意義を見いだし、生きがいをつくり、目標を定め、はつらつと挑戦し、苦労をも楽しみながら、瞬間、瞬間を最高に有意義に、楽しみきって生きていける人が人生の達人なのです。2020/02/13
wiki
13
「もし、自分なんかだめなんだと思えば、その瞬間から、自身の可能性を、自ら摘み取ってしまうことになる。未来をどう開くかの鍵は、すべて、現在のわが一念にある。今、張り合いをもって、生きているかどうかです。」10代から30代の青年期は、どんな時代を過ごそうとも、その人に一度しかない。ともすれば時代のせいにして、環境のせいにして、無為に過ごしてしまう。だがどう過ごしても、その人の青年期は、そのタイミングにしかない。そしてそれで人生を決めてしまう。スピードはなくとも、一歩も止まらないということだけは心していきたい。2020/06/05
みゃーこ
10
読了2022/06/01