感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やいとや
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今巻は96年発行、という事もあり日顕宗要素は無し。阪神淡路大震災にオウム事件の年だもんねぇ。矢張りオウム絡みが大きく、宗教法人法改正が大きな脅威として描かれている。だがしかし。内容は何とも陳腐な「言論弾圧の時代の到来」「治安維持法の悪夢」と幼稚な事この上無いのが噴飯もの。つうか、20世紀のディストピアって「戦前回帰」で、ずっとそれを怖れ続けたんだな、としみじみ思う（情報が更新されない老人はまだ騙されている訳だし）。そんな楽で分かり易い形で来てくれたら苦労しねぇよ、ディストピア（笑）。2018/02/21
