内容説明
本書は、APP法が日本語母語話者に有効か否かをTomatis方式、並びに筆者らの独自のプログラムによって探った結果を報告するものである。APP法の有効性と問題点を指摘した上で、筆者らが研究開発した聴覚神経音声学(Audio‐Neuro‐Phon´etique〔ANP〕)という新しい分野についても言及している。また、同方法を大学等の外国語教育の現場へ導入する際の問題点についても触れている。
目次
第1部 聴覚心理音声学(聴覚心理音声学の応用分野;聴覚心理音声学理論;電子耳装置(OE装置))
第2部 聴覚心理音声学的方法の検証(実験1―標準プログラム;実験2―集中プログラム(フランス語)
実験3―集中プログラム(英語) ほか)
第3部 総括(外国語教育に適用する学習プログラムの試案;聴覚心理音声学から聴覚神経音声学へ)
著者等紹介
大岩昌子[オオイワショウコ]
1964年生。1998年名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了、学術博士、現在、岡崎国立共同研究機構生理学研究所非常勤研究員。言語教育学専攻(フランス語・英語)
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