目次
第1部 英雄の冒険(帰還;鍵)
第2部 宇宙創成の円環(流出;処女出産;英雄の変貌;消滅)
エピローグ 神話と社会
著者等紹介
平田武靖[ヒラタタケヤス]
1932年生。学習院大学大学院(専攻、哲学)修士課程修了
浅輪幸夫[アサワサチオ]
1933年生。学習院大学文学部哲学科卒業。University of California,Berkeley修学
伊藤治雄[イトウハルオ]
1950年生。学習院大学大学院(専攻、哲学)博士課程修了
春日恒男[カスガツネオ]
1953年生。学習院大学大学院(専攻、哲学)博士課程修了
竹内洋一郎[タケウチヨウイチロウ]
1949年生。学習院大学大学院(専攻、哲学)博士課程修了
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
80
難解を以てなる下巻に突入。1949年当時の最新の理論である精神分析論を用いれば、そうだよね。と、言う見解にしかならない。その後、構造分析論が出てくれば、下巻65ページの図は「この様な構造を持つ」と言う事になるわけである。後書きは本文に輪をかけて意味不明の日本語である。原著が『美文調で饒舌体』だと、翻訳はこれほど悪文になるもの致し方なし。読者や社会構成員が一人ひとり召命の十字架を受けた英雄として生きているのだろうか?そんな真剣に、或いは厨二病的に生きているのだろうか。末尾を読み終えてそんな事を考えた。2022/05/11
Koichiro Minematsu
50
世界の地のあらゆる伝承、神話、伝説の研究から英雄を定義することになるキャンベル氏の力は本書でもって、エネルギッシュに伝わってくる。英雄の円環図式は、人の生きる術として参考になるものと思う。人はみな運命を背負って生きているので。2023/04/23
イノ
12
下巻。キーワードを元に各エピソードを紹介。 興味深い話は多いのにやはり難しい。もっと難しい本を読めば理解出来るようになるのか。 新訳版の存在を知ったので改めて挑戦したい。2016/04/23
まこ
6
やはり、神話やおとぎ話の紹介が面白い。今回登場したアルジュナとかクーフーリンはあの作品を思い出して、「原点はこういう活躍をしたのか」となんだかにんまり感が止まらない。2017/11/02
KAZOO
6
上巻よりは比較的読みやすかった感じがします。よく世界の神話を研究しているという感じがしました。読みやすかったのは日本のいざなぎといざなみの話やアマテラスの話が出てきたからかもしれません。上下巻とも新訳を出してくれませんかねえ。2013/12/05
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- 和書
- 會津八一山光集評釈