内容説明
扇は性のシンボル。神霊の依代、呪具としての扇に託された象徴的意味は何か。扇にひそむ思いがけない秘密をときほぐしながら、性と古代信仰の謎に挑んだ異色作。
目次
第1章 青島から沖縄へ
第2章 踊りと扇
第3章 祭りのなかの扇
第4章 扇の起源をさぐる
第5章 御嶽と蒲葵
第6章 神の顕現とは
第7章 大嘗祭の蒲葵
第8章 ミテグラ
第9章 扇と神事の解釈
第10章 沖縄石垣の豊年祭
私の歩んだ道―『扇』再刊によせて
著者等紹介
吉野裕子[ヨシノヒロコ]
1916年東京に生まれる。1934年女子学習院、1954年津田塾大学、各卒。1975~87年学習院女子短期大学非常勤講師。1977年3月『陰陽五行思想からみた日本の祭』によって東京教育大学から文学博士の学位を授与される。現在、山岳修験学会、日本生活文化史学会、各理事
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