内容説明
明治から現代まで、「炭坑節」「ヨサホイ節」からフォークソングまで、世相とともにうたわれた替歌の魅力。庶民の心情の変遷を描くもうひとつの社会史。
目次
『のらくろの歌』考
少国民の時代
嫌じゃありませんか軍隊は
演歌師の嫡流
『冗談音楽』登場
『炭坑節』をめぐって
むすんでひらいて…そして
遊びの歌
伝承わらべうた今昔
一つ出たホイノヨサホイノホイ
民謡と春歌の関係
『お座敷小唄』前後
アメリカちゃん…の時代
パロディ精神の系譜
『君が代』替歌の変遷
著者等紹介
有馬敲[アリマタカシ]
詩人・作家。1931年京都府生まれ。同志社大学経済学部卒業。第二次大戦後から創作を始め、現在まで詩集三〇冊、小説集二冊、評論集八冊など、編著、翻訳多数。2001年、スペインの第五回アトランチダ詩人賞受賞。京都文学研究所代表、日本文芸家協会、日本ペンクラブ会員等
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